全世界投資

多くの人が誤解している長期投資の「リスク」の意味

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投資について知識を集めていくと「長期投資は長く運用するほどリスクが減る」といった意見をよく目にすることがあります。

しかし、ここ近年は想定外の大暴落を叩き出した出来事もありました。100年に1度の大暴落といわれた「リーマンショック」や、最近だと新型コロナウイルス流行による「コロナショック」などが挙げられます。

このようなことがあると、この先何十年も投資をしていくとすると、年を追うごとにリーマンショックやコロナショッククラスの大暴落に遭う確率が増えていきそうな気もしますね。

そういう意味ではもしかすると長期投資の方がリスクが増えてくるのではないか?という疑問をもつ方もいるでしょう。

実は、結論から言うとリスクは増えます。

しかし、この「リスク」はあなたが思っているような意味ではありません。

長期投資を含む投資の世界においては「リスク」という言葉は、一般的に知られているものと意味合いが異なるのです。

意外と誤解している人が多い投資の「リスク」、その真の意味について解説していきます。

投資におけるリスクとは「リターンの価格の振れ幅(ブレ)」のこと

長期投資においては、運用期間が長ければ長くなるほどリスクは増えていきます。

ただ、ここでいうリスクはあなたが考えている「損(=元本割れ)をする危険性」という意味ではありません。

投資におけるリスクとは、「リターン(運用益)の価格の振れ幅(ブレ)」のことを指します。

投資は、結果がプラスになる可能性もあればマイナスになる可能性もあります。100万円が3年後に10%プラス(110万円)になるかもしれないし、10%マイナス(90万円)になってしまうかもしれません。

この例でいえば、3年後に100万円が変動する可能性のある90万円~110万円の振れ幅がリスクとなりますね。

リスクの意味の図解

この振れ幅が小さいと「リスクが低い」となり、逆に振れ幅が大きいと「リスクが高い」となるのです。

長く運用するほど(本来の意味での)リスクは増えるというのは、未来になるほど予測が不確実になるからです。

株価は上がったり、下がったりと波を打ちます。

投資には過去のデータや経験もありますので、それを元に1年後どうなるかという予測はある程度確度があるものを示せるかもしれません。

しかし、30年後だとどうでしょうか?

何となく予測はできるかもしれませんが、不確実性は間違いなく高まります。予測の幅も、当然振れ幅が大きくなるはずです。

そのため、長期投資は運用が長くなるほどリスク(運用利益の価格の変動振れ幅)は増えていくのです。

長期投資は長く運用するほどリスクは増えるが元本割れの危険性は減る

多くの人は「長期投資は長く運用するほどリスクを軽減させる」ということを「長期投資は長く運用するほど(元本割れをする危険性という意味での)リスクを軽減させる」と誤解しています。

しかし、実はこの誤解している内容そのものは間違っていません

リスクの意味を捉え間違っているだけで、長期投資で長く運用するほど元本割れの危険性は軽減されていきます。

要は、長期投資で長く運用すると価格の振れ幅(=投資におけるリスク)は大きくなりますが、元本割れする危険性(=多くの人が思っているリスク)は小さくなるということです。

これが分かるようにひとつのデータを元に解説していきます。

以下はマネーセンスカレッジの会員制プログラム「チーム7%」で、もし一括で100万円をチーム7%の方法で運用した場合のリターンの発生確率を、過去のデータを元にグラフにまとめたものです。

リスクの解説①

たとえば、100万円からスタートして30年後を見る場合、ちょうど10%のラインが約200万円となっていますね。

これは100万円が30年後に200万になっている確率が10%であることを示しています。

つまり、90%以上の確率で200万以上になり、裏を返せば10%以下の確率で200万円以下になるということも分かりますね。

同様に濃い青色のラインを見ていくと、30年後に100万円が約850万円を超える確率は30%以上あり、70%以下の確率で約850万円を下回ることがわかります。

リスクの解説②

このように、基準となるラインを見て任意の金額に達する確率がどのくらいあるかを予測できるグラフになっています。

グラフ全体を見ると、ラッパのように上へ広がりを見せていますね。年数を経るごとに大きく広がっていくリターンの振れ幅、これが本来の「リスク」ということですね。

多くの人がリスクと誤解している元本割れの確率については、今回のグラフの例でいえば元本である100万円のラインに引いてある点線と薄いオレンジ色(10%の確率で見込める金額)を参照すると、約11年薄いオレンジ色が点線を上回ることが分かります。

したがって、約11年間運用すると元本割れの確率は10%以下に抑えられるという見方ができます。30%以下の場合だと3年ですね。

リスクの解説③

3年以下は損?長期投資の投資期間を3年超にすべき理由」の記事で解説していますが、マネーセンスカレッジでは投資する際に3年以内に使うお金は運用に回さないように伝えています。

これは、上記で説明したグラフが根拠の1つです。

3年以内で運用してしまうと、元本割れの危険性は大きくなります。そのため、安定運用したいと思ったら10年間は運用するつもりで臨みましょう。

10年以上運用すると、元本割れは10%以下の確率になります。

さらにグラフを見てわかるように、リターンの振れ幅は年数を経るほどプラスの方に大きく広がるため、元本割れの危険性が減るだけでなく、より多くの利益を期待できるようになるのです。

とはいえ、何十年たっても元本割れの確率がゼロになることは絶対にありません。投資である以上未来はわかりませんので、確率が0.1%もあれば起こりえます。

非常に低い確率ですが、そのことは頭に入れておきましょう。

証券会社などでよく見る長期投資の「あの画像」が誤解の一因?

長期投資が安定すると誤解してしまう原因は、メディアや証券会社などでよく用いられる以下のような図にあります。

よく見るリスクの画像

このような年数を経るごとに平均利回りが中央値のラインに収束していく図ですね。

この図はリターンの振れ幅を「平均利回り」で見ているため、確かに中央に収束する推移をします。

したがって「振れ幅がだんだん小さくなるし投資期間が長いほど安定するんだな」と思うかもしれません。

もちろんこの図自体は間違いありません。このブレを少なくするためにアセットアロケーションなども組んでいきます。

では「価格」はどうなのか?と見た場合、長期間になるほどラッパのように価格の振れ幅は大きく広がります。

この広がり方は、複利効果の影響ですね。

リスクの見方

今回の例でいえば、100万円をチーム7%で30年運用すると、平均利回りは7%よりちょっと下ぐらいの値で収束していきます。

しかし、30年経過時点での価格は約200~1500万の振れ幅(※10%以下の確率で200万円以下もしくは1500万円以上になる可能性あり)くらいになるということです。

これを知っているかどうかで長期投資の見方は変わってきます。

長く運用すると利回りは安定しますが、実際の金額の振れ幅は大きくなっていくことを覚えておきましょう。

価格の上振れが大きい理由は「運用利回り」による補正

1点注意しておきたいのは、今回データとして用いているグラフの「上振れ」の方が大きいのは、運用利回りの恩恵があるからです(今回の場合チーム7%の利回り7%)。

もし利回りがフラットな場合、価格変動の広がりはプラスにもマイナスにも同じように広がっていきます。3年後に10%上がる確率と同じだけ10%下がる確率もあるということですね。

これはもはやギャンブルに近い状態です。

ただ、私たちは損をする確率を減らし、得する確率を増やすために商品やファンドを選定したりアセットアロケーションなど投資方法を考えますよね。

その結果、「運用利回り」という力を得ます。

利回りという力を持つことで、価格変動リスクをより上振れに動かせるということですね。

今回の例だと、3年後に10%上下する確率のある投資商品で、利回り7%分の力も持っていることになります。

この場合、もし10%上昇する確率を引いた場合、利回り分を加えて「10%+7%=17%分」の価格上昇。逆に10%下降する場合は「-10%+7%=-3%」の価格下降となりますね。

結果、この投資商品のリスクは17%~-3%の幅となるため、上振れ(プラスとなる部分)が大きくなるのです。

運用利回りの恩恵

「リスク」を正しく理解しよう

一般的に使われる「リスク」の意味に引っ張られ、投資をやっている人でもリスクという言葉を正しく使えていない人もいます。

投資・金融界隈のリスクの意味を正しく理解し、知識として蓄えておきましょう。

マネーセンスカレッジが運営している「チーム7%」では、平均利回り7%を見込める運用をおこなっているので今回提示したようなグラフになります。もちろん利回りが低い場合は。もっと下の方に寄っていきますのでご注意ください。

もしこのグラフのように利回り7%を目指せる運用を学びたい!と思ったら、ぜひ「チーム7%」への参加も検討してみてくださいね。まずは無料のプレ講座を受講するのがおすすめです。

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