「忙しくて投資を始めるのを後回しにしている」
「お金が溜まってから投資を始めてみよう」
「早く投資を始めることがそんなに大切なの?」
まだ投資をスタートしていない方の多くは、上記のような考えや疑問を持っているのではないでしょうか。
日々の生活や収入面の関係で投資をなかなかスタートできずに数ヶ月、数年経ってしまった方もいらっしゃるでしょう。
実は積立投資で大切なのは「できるだけ早く」投資を始めることです。
まとまったお金は必要ありません。長期投資なら、少ない金額でも人生を支えるだけの資産を形成できます。
そこで今回は「若さ」にどれだけ価値があり、長期投資で大切なのか解説します。記事を最後まで読んでいただくと、投資を早く始めることの重要性がわかりますよ。
投資資金が倍になるまでの期間を求める公式「72の法則」
投資を早く始めるメリットを解説する前に、ひとつ知っておいて欲しい法則があります。
それは、投資した資金が倍になるまでの期間年数を算出できる「72の法則」です。
72/年利回り≒資金が2倍になる期間
72のマジックナンバーに、期待する年利回りを代入することで、投資したお金が倍になるまでの大まかな期間を計算できます。
たとえば、マネーセンスカレッジのチーム7%では、年利回り7%を目指しています。そのため、投資した資金が倍になるまでに約10年(72/7≒10)と計算できます。1万円を投資した場合、約10年後に2万円になるということです。
投資した資金がどれくらいの期間で倍になるか求めたり、決まった期間で資産を倍にするには何%の利回りが必要なのか考えたりする際に、72の法則を用います。
72の法則については「20代・30代の積立投資は敵なし!長期投資による資産の増え方とは」で解説していますのでこちらも参考にしてください。
年齢が若いほど「投資力」は備わっている
72の法則からわかるように、利回り7%で10年間運用を続けると元本は2倍になります。10年間で2倍ならそれ以上の期間運用するともっと大きくなるはずですね。
そこで72の法則をもとに、年齢が若いことで投資期間が長くなるとどれだけ資産が増えるのか解説します。
投資期間が長くなれば資金は倍々ゲームのように増える
72の法則をもとに考えると、利回り7%で20年間運用した場合、元本は4倍になります。さらに10年後には、元本は8倍に増加。その10年後の元本は16倍です。
つまり、運用期間が長くなるほど最初に投資した資金は倍々ゲームのように増えていくのです。
逆にいうと、投資開始が遅れると将来の利益は少なくなります。
たとえば、投資期間が50年間ある場合は元本は32倍に増えます。しかし投資期間が40年間では、元本は16倍にしかなりません。投資を始めるのが10年遅れただけで、手元に入ってきたであろう利益は2分の1ずつ減っていくのです。
このように、投資を行う際は長期間運用を行うと、資金は加速度的に増えていきます。投資期間を確保するために年齢の若さが非常に大切です。
この若さこそが投資力であり、「より長期の投資ができる」=「投資力がある」と言い換えられます。
20歳と50歳の投資力は8倍の差がある
前項のグラフを参考にすると、たとえば20歳で投資を始めた人と50歳で投資を始めた人が70歳時点で受け取る金額は8倍違います。
例として、以下のような条件で運用を始めた場合に、各年齢で必要な初期投資額を考えてみましょう。
- 7%の複利運用
- 70歳時点に得る利益は同じ金額(20万円)
50歳から投資をスタートした人は、運用期間が20年間あります。運用期間が20年あると、投資した資金は4倍になります。
そのため、50歳の人が20年後に20万円を受け取るには最初に5万円が必要であるとわかります。
一方で20歳の方は、運用期間が50年間です。運用期間50年なら、元本は32倍に増えます。そのため、70歳時点で20万円を受け取るには、6,250円(20万円÷32)のお金があれば十分なのです。
6,250円の8倍は5万円。つまり、20歳と50歳の方が同時に投資をスタートさせた場合、投資力には8倍の差が生まれるのです。
投資にまわせるお金が少なくても資産は築ける
年齢が若い方が投資を始める際に気になるのは、「投資に回せるお金が少ない」ということではないでしょうか。投資は余剰資金で始めるのが基本。そのため、年齢によって運用に回せるお金に差が出る場合があります。
ただ、投資資金が少なくても長期投資であれば何も問題はありません。運用する期間をしっかりと設けると、少額投資でも資産形成は行えます。
投資資金は投資力によって補おう
投資できるお金が少ない場合でも、「投資力」があれば補うことが可能です。
たとえば現在20歳の方は、大学生や社会人になったばかりの方が多いでしょう。一般的には、それほど収入も多くない年齢です。家賃や学費などの支払いに収入の大半を持っていかれるため、投資に回せるお金も少ないはず。
反対に50歳の方は、収入や貯蓄をある程度持っている場合が多いですよね。そのため、投資により多くのお金を回せます。
このように、20歳と50歳の方では投資資金に大きな差があります。
しかし、前項で「50歳の人が5万円の投資をした場合」と「20歳の人が6,250円の投資をした場合」は、70歳時点で受け取る金額(20万円)は同じになりましたね。
つまり、20歳の方は50歳の方よりも少ない資金で投資を始めたとしても、将来十分な利益を確保できるのです。
50歳の方と同じ投資資金を準備するのは難しいかもしれませんが、投資力さえあれば資金力の差を埋められます。
20代が使う1,000円は将来たくさんのお金を生み出す
年齢が若い人は、少ない金額でも長期投資ができれば大きな利益を得られます。
20歳の頃に1,000円投資した場合、利回り7%で50年運用し続けると資金は32倍の「32,000円」になります。
0歳から投資を始めて70年間運用した場合、資金は128倍。0歳児にとっての1,000円は、将来「128,000円」の価値があるということです。
つまり、年齢が若いときに普段何気なく使っているお金は、将来的にその金額以上の価値を生み出す可能性があります。
そのため10代や20代の方は、日常的に使う「お金」についてもっと考えることが大切です。
若さのパワーについては下記の記事もおすすめです。年齢による時間やお金の価値の変化について詳しく解説しています。
投資を1ヶ月遅らせることの本当の意味
投資を始めるのが10年遅れるごとに、投資力は1/2ずつ減っていきます。
ただ、10年単位だとイメージがわかない方も多いと思うので、さらに単位を細かくして1ヶ月遅れた場合を考えてみましょう。
投資開始が1ヶ月遅れると284,570円損をする
20歳の方が年利回り7%で1万円を1年間運用できるとしましょう。この場合、複利利益は700円です。
投資をまだ始めていない方は、「700円程度の取りこぼしなら大丈夫」と考えてしまいますが、実はここが落とし穴。よく考えてみると、たった700円程度の損失ではありません。
運用年数が2年目になると、10,700円を運用していたので複利利益は749円に増えます。3年目になると、801円の利益が出ます。
その後、70歳時点まで運用した場合は複利効果によって「284,570円」の利益が生まれるのです。
上記のように運用年数が増えていくほど、1年で増えるお金は雪だるま式にどんどん増えていきます。
3年の投資期間では、150円程度の差です。
しかし、運用年数が伸びるほどこの差は開きます。20歳と20歳1ヶ月の方が同じ条件で投資をスタートした場合に、たった1ヶ月遅れるだけで、70歳時点で受け取る金額が約28万円も違います。
このように、若さによるパワーを活かすためにも、少しでも早く投資を始めることで大切です。
年齢が若いほど1ヶ月遅れの影響は大きくなる
20歳と20歳1ヶ月で投資を始めた方では、70歳時点で受け取る金額に約284,570円の差が生まれます。
この利益の差は、投資を始める年齢が若くなるほど広がっていきます。
年齢が若いほど「投資スタート1ヶ月遅れ」の影響は大きいです。手続きや投資戦略でわからないことも多いかもしれません。
しかし、たった1ヶ月の遅れでも大きな損失を生み出すため、少額でもいいので早く始めることが重要です。
若さはパワー!少額から早く積立投資を始めて資産形成を行おう
長期投資では、運用期間が長くなるほど資金は2倍、4倍、8倍……と指数関数的に増えていきます。そのため、できるだけ早く投資を始めて投資期間を長く確保することが重要です。
まだ投資を始めていない方は、今この瞬間がこれからの人生で1番若いとき。少額からでもすぐに投資を始めることで、10年後や20年後に大きな利益を得ることができるでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に投資を始めて、若さによって生み出されるパワーを存分に活用して資産形成を進めていきましょう。
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