家計の管理を無理なく続け、かつ安定的にお金を貯めていくには「自動化」が大きなカギとなります。
本記事では自動化すべき理由と自動化のポイント、そして自動化するにあたっておすすめの銀行について紹介していきます。
1年以内に使う定期的な支出に関しては、ほぼどの銀行にもある自動積立定期というサービスを活用して自動化しよう、と「1年以内の定期支出は自動積立定期で貯める」での記事で解説しています。
これだけでも十分ですが、今回紹介する銀行の機能をフル活用すれば家計のほぼすべてのお金の流れを自動化・一元管理することが可能になります。
家計を整えるのをきっかけに使いやすい銀行に切り替えようと考えているのであれば非常におすすめですのでよくチェックしておいてくださいね。
資産形成を妨げる敵は「自分自身」である
「家計を学ぶ」コンテンツではあなたの家計を整えて確実に貯蓄を生み出し、理想の未来を実現するための資産形成のスタートを切るまでの道筋を示しています。
きちんと実行すれば誰でも資産形成ができるようになるという自信はありますが、私たちではどうにもできない失敗へ導く大敵がいます。しかもかなり強い敵です。
それは「あなた自身」です。もっといえばあなたの欲望やストレスですね。
人間の意志というものは生まれた欲望やストレスによって非常に簡単に瓦解します。
人間は基本的にお金はあればあるほど使ってしまうもの。あれが欲しい、これを買いたいという欲望は際限なく溢れてくるからです。
使っても良いお金があるならなおさらですね。うまく家計が回っていくと当然お金が貯まっていきます。
この貯まっていくお金は、本来は未来の生活で発生する支出のためのお金ですのできちんと守らなければいけませんが、目の前にお金があればついつい手を出してしまう。
こうなれば資産形成は失敗してしまいます。
この状況を回避するには、自分の感情に左右されずに積み立てされる仕組みを作り上げなければいけません。
安定して長期間継続できる資産形成の仕組み作りのポイント
自分の中に潜む欲望やストレスと言った不安要素から資産を守り、長期間安定して資産を積み立てるポイントは以下より説明する3つのポイントを押さえた仕組みを作ることが重要です。
1つめはお金が隔離されることです。資産形成用の口座を用意し、生活用の口座とお金を分けてしまうのです。
おそらく1番よく使うであろう生活用の口座は、つまり1番余計にお金を引き出しやすい口座でもあります。そこにお金をたくさん置いておくと、通帳の金額を見て「こんなにあるし、いいか……」と欲望が爆発して多く引き出してしまったりしてしまうのですね。
こういう欲望をかき立てないために、そして簡単に引き出せないように別口座に隔離して管理することは重要です。
2つめはお金の移動を自動化させることです。毎月給料が入ったら貯蓄へ回すお金をわざわざ銀行やコンビニATMに行って移動させるのは手間なので、勝手にお金が移動するようにしておきましょう。
自動化させることでわざわざ銀行やコンビニのATMで毎回お金を移動させるストレスを感じなくて済みますし、通帳を見る機会も減るので誘惑の機会も減ります。
たとえ自分が忘れていても勝手に積み立つようなシステムにしておくと、考えることが減るのでだいぶ楽になりますよ。
そして最後の3つめはシンプルな管理にして手間を減らすこと。
入金・出金・振込・振替などお金の移動を複数の銀行口座で行うと通帳やカードも多くなりますし、それぞれの作業にも細かい手間がかかって非常に面倒ですよね。
しかも多くの場合、他銀行間の送金には手数料がかかるので経済的ではありません。
極力お金の流れはシンプルにまとめておくことで細々な管理の手間が省けてストレスなく続けられます。
以上3つのポイントを踏まえた仕組みを構築すればストレスフリーかつ安全で効率的・継続的な資産形成ができるようになります。
家計の自動化は「住信SBIネット銀行」ひとつで解決!
次に「自動化・隔離・シンプル」の3つの条件を満たす仕組みを作れるおすすめの銀行を紹介します。
2022年現在マネーセンスカレッジが家計の管理においてイチオシしているのは「住信SBIネット銀行」ただひとつです。
家計におけるお金の流れ全体を自動化できるサービスが今まで中々ありませんでしたが、2021年6月のサービス改定によって住信SBIネット銀行が非常に使いやすい銀行になりました。
家計に関してはここさえ使えば大丈夫といえるレベルの便利さですので、新しい銀行で管理を始めるという方にはおすすめする銀行です。
活用することでどんどんお金が貯まる魅力的な住信SBIネット銀行のサービスを解説していきます。
定額自動入金
家計の流れの一番上流にあるのは、給与や補助金などが入ってくるお金の入金です。
ただ「会社から給料が入金される口座」と「生活で使う口座」が別になっている家庭は結構あります。
そのような場合は毎月ATMにいってお金を引き出す手間がかかるのですが、住信SBIネット銀行には「定額自動入金」というサービスがあります。
定額自動入金サービスを使うことで、ATMに行かずともお金を移動させることが可能になります。
口座と金額を設定すると、指定した銀行の口座から住信SBIネット銀行の口座へ自動的に入金されるようになります。
詳しい仕組みは以下の画像のとおりです。
嬉しいのは他行からの入金の手数料がかからない点ですね。最大5件まで可能なので複数の口座へ入金がある場合も安心。
このサービスがあるので、新しく住信SBIネット銀行を使用する場合も入金先の口座を変更することなく家計の自動化システムを構築することができますね。
定額自動振替
2021年6月の改定で新たにスタートしたサービスが「定額自動振替」です。
詳しくは後述しますが、住信SBIネット銀行にはメインで使用する代表口座の他に目的別口座とSBIハイブリッド預金があります。
定額自動振替は、設定した金額・タイミングで代表口座から目的別口座やSBIハイブリッド預金口座に自動的に振替を行うサービスです。
これにより、住信SBIネット銀行の内部だけで代表口座から資産形成用のお金を自動的に隔離できるようになりました。
手間なく確実に資産形成ができる非常に便利な機能です。
目的別口座
目的別口座とは1つの口座内でお金を分けて管理できる預金専用口座のことです。目的ごとに貯金箱を作ってそれぞれにお金を貯めていくイメージですね。
住信SBIネット銀行では1つの名義につき10個まで目的別口座を作ることが可能です。
資産形成の前に貯めるべき「生活防衛資金」や1年以内の定期的な支出を確保するのにおすすめな「自動積立定期」もこの機能を使えば生活のお金と分けて一元管理できます。
また「お金を管理する目的と手段」で触れているように、支出は基本的に期間で分けて管理しますが、目的別口座を使えば期間で分けつつ目的別に分けてお金を積立することも可能になります。
口座が複数に分かれてても住信SBIネット銀行内で一元管理なのでそれぞれの金額はひと目で分かりますし、目標金額や期間の設定もそれぞれの口座で設定可能なのでモチベーションも上がりやすいです。
SBIハイブリッド預金
SBIハイブリッド預金とはSBI証券と連携した円預金のことです。
ここに入ったお金は自動的にSBI証券の買付余力(預り金など買付が可能な金額の合計金額)に即時反映される仕組みになっています。したがって、SBI証券を使って投資をしている方は証券口座へお金を入金・振替する手間が省けます。
また、代表口座からSBIハイブリッド預金への定額自動振替が可能なので、家計のお金から投資資金を自動で隔離できる点も投資をする方には大きなメリットです。
マネーセンスカレッジではSBI証券、次点で楽天証券の利用をおすすめしています。住信SBIネット銀行を利用する方は、投資をする際はSBI証券の利便性が高まりますのでぜひSBI証券を利用しましょう。
定額自動振込
家計の流れで一番下流にあるのが支払いですが、現金払いの他にいろんな口座への振込を行うことがあります。
この振込先が複数あると毎月銀行回りをするなど大変ですよね。
定額自動振込のサービスでは、振込先と金額の設定をすれば自動で振込を行ってくれます。最大10件設定できるので普通の家庭で発生する振込はカバーできるでしょう。
手数料も住信SBIネット銀行と三井住友信託銀行は無料ですし、他行あての振込もランクに応じた回数までは手数料がかかりません。
「ランク」については後述しますが、他行にもある同様のランク制度よりはかなり良心的なので経済的です。
おまけ:手数料無料の回数と条件が他行より優秀
上記のサービスとは異なりますが、他行よりも魅力的な部分が「ランク制度」での特典です。
利用状況に応じてランクを分け、ランクに応じてより利便性が高まるような特典を獲得できる制度は住信SBIネット銀行に限らず多くの銀行にあります。
さまざまな特典がありますが、私たちの生活に最も関連するのが「手数料無料」の回数上限。
住信SBIネット銀行に関しては「月5回のATM入出金と他行あて振込の手数料が無料」の特典までは誰でも簡単に獲得ができます。
上記の特典を獲得できるのが「ランク2」ですが、その条件はスマホと連携するだけ。これは他行にはないレベルの非常にハードルの低い条件です。
「月5回」という無料回数の多さも他行より多いです。多くの銀行は同じような条件で獲得できるのは月3回であることが多いですね。
このように回数も条件も非常に良心的な点もおすすめできるポイントです。
自動化・隔離・シンプルの3条件を満たす仕組みで貯蓄上手になろう
貯蓄が自動化されないと振込を忘れてしまったり、何より自分自身の欲望に負けて使ってしまったりする危険が常に発生します。
効率化の面でも、失敗のリスクを減らすためにも、シンプルかつ自動で資産形成のお金が隔離される仕組みを作ることは大切です。家計を改善している今のうちにやってしまいましょう。
2022年現在の時点でもっとも自動化に向いている銀行は今回紹介した「住信SBIネット銀行」です。
この銀行だけであらゆる自動化が可能になりますので、この機会に銀行を整理したり乗り換えようと考えている人はぜひ住信SBIネット銀行のサービスで貯蓄上手になりましょう。
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