長期投資の売買記録をつけるタイミングとおすすめの方法

投資をする際に「売買記録は必要か?」と疑問に思う方も多いでしょう。

売買記録は、自分の投資状況を把握し、利益や損失を正確に確認するために非常に重要です。本動画では、売買記録をつける理由や具体的な方法、記録を続けるコツについて解説します。

質問内容

過去動画で売買記録をきちんとつける必要があると伺いました。どのようなタイミングで、どのように記録をつけたら良いでしょうか。

素人考えでは「投資信託を売ったことがない場合の記録は不要で、リバランスなどで売る機会に記録が必要」と思っておりますがいかがでしょうか。

キーポイント

売買記録は投資の判断材料となる(00:00:35)

投資を行う上で記録をつけることは、自分の投資状況を正確に把握するために不可欠です。証券会社のシステムやアプリで損益が表示されることが多いですが、これらは税務上の計算に基づいていることが多く、投資家が必要とする詳細な情報とは限りません。

たとえば、投資信託や株式の売買履歴が証券会社のシステムに残っていても、将来の投資判断に必要な細かい分析を行うには不十分な場合があります。

そのため、自分自身で正確な売買履歴を記録し、投資の判断材料とすることが不可欠です。

売買のタイミングで記録をつける方法(00:09:01)

売買記録をつける最も良いタイミングは、取引を行った直後です。リバランスや定期的な積立投資を行っている場合、記録を怠ると後で追いつくのが難しくなることがあります。売買のたびに記録をつけることで、投資の進捗やパフォーマンスを常に正確に把握できます

特にリバランス時には、資産配分を適切に管理するために、過去の売買記録が重要な役割を果たします。

また、毎月の積立投資では、購入価格や数量が変動するため、それをきちんと記録することで投資データを正確に保つことができます。

記録に含めるべき4つの情報(00:12:10)

売買記録には、以下の情報を必ず含めるようにしましょう。

  • 購入金額:投資に使用した金額
  • 購入口数:購入した株式や投資信託の数量
  • 基準価額:投資信託を購入した際の基準価額
  • 取引日:約定日や受渡日など、取引が実際に行われた日付

これらの情報を正確に記録することで、将来的に参照が必要な際にもすぐに確認でき、適切な判断を下すことが可能になります。特にリバランスの際には、過去の取引データが大きな助けとなります。

売買記録をつける方法としては、エクセルやスプレッドシートを用いる手動での管理と、投資管理アプリを活用した自動化された管理の二つがあります。

  • エクセルやスプレッドシート: 手作業で記録をつけることで、必要な項目を自由にカスタマイズできます。自分の投資状況に合わせてフォーマットを作成し、詳細な分析を行うことも可能です。
  • 投資管理アプリ: 管理アプリを使用すれば、売買記録を効率的に整理でき、自動的に損益を計算する機能も備わっています。チーム7%の管理アプリでは、CSVデータのインポートや自動集計が可能で、手軽に記録を管理できます。

自分の投資スタイルに合った方法を選び、効率的に記録をつけることが大切です。

記録を続けるコツは定期的な見直し(00:15:00)

売買記録をつけ続けることが、投資成功のカギです。記録をつける作業が負担に感じられるかもしれませんが、無理のない範囲で定期的に見直しを行うことで、継続が容易になります。

  • 1年に1回のリバランス: 少なくとも年に一度、リバランスのタイミングで過去の記録を振り返ることで、資産配分が適切かどうかを確認できます。
  • 毎月または3ヶ月ごとの確認: 毎月または3ヶ月に一度、売買記録を見直し、データを更新する習慣をつけましょう。記録を放置すると、整理するのがますます難しくなるため、定期的なチェックが継続のコツです。

まとめ

売買記録をつけることは、投資のパフォーマンス向上に欠かせない要素です。証券会社のシステムだけに頼らず、自分自身で記録をつけることで、より正確な損益把握が可能になります。

エクセルや投資管理アプリなど、自分に合ったツールを使い、定期的な見直しを習慣にすることで、投資の成功をサポートしましょう。

記録を続けることで、長期的な視点での資産管理がしやすくなり、将来的な成果に大きく貢献します。