新NISAで高配当株投資はおすすめできる?大事なことは人生設計
高配当株投資は必ずしもすべての投資目的に合っているわけではありません。そこで本動画では、高配当株式投資のメリット・デメリットを解説し、あなたの投資目的に合った最適な資産形成戦略について解説します。
最後まで動画をチェックして、より安定した資産形成を目指すための秘訣を改めて確認しましょう。
キーポイント
1. 高配当株式は目的に合わせて購入する(00:01:12)
結論、高配当株式を購入するかどうかは、あなたの「目的」によって変わります。
高配当株式の選定は投資戦略のひとつです。つまり、あなたの目的を達成するための投資戦略として高配当株式が必要であれば購入しても問題ありません。
投資戦略を決めるには「目的」を明確にする必要があり、目的というのはあなたのファイナンシャルプランによって決まります。
ただし、理想のファイナンシャルプランを実現するにはアセットアロケーション運用以外の投資戦略は必要ありません。したがって、アセットアロケーション運用をもとに作られた「全世界投資」を推奨するマネーセンスカレッジとしては、高配当株式は不要だと考えています。
2. 高配当株式と新NISAは親和性が低い(00:06:06)
新NISAの非課税枠は限られていますが、高配当株投資では配当金を再投資する際にその枠を消費してしまいます。そのため、資産形成には不向きです。
新NISAは国民の資産形成を助けるために作られた制度。資産形成に不向きですので、高配当株式と新NISAの親和性は低いということです。
投資信託の場合、配当金が自動的に再投資されるため、枠を消費せずに複利効果を得られます。これにより、長期的な成長が期待できるため、資産形成を目指すならアセットアロケーションの方が合理的です。
3. 高配当株式をしたい人の目的4選(00:16:20)
それでも高配当株式投資を選ぶ人がいますが、そのような方々は以下の4つの目的が挙げられます。
- 投資を実感したい
配当金が定期的に入ることで投資の成果を実感し、継続するモチベーションが得られます。 - 年金の補填にしたい
不安定な配当金で生活を補うことはリスクが高いため、あまり推奨されません。 - 毎月の家計を楽にしたい
収入が安定しないため、家計の補填には適さず、資産形成にもリスクがあります。 - 労働収入以外の柱を作りたい
高配当株をコツコツ積み上げて収入源を作る方法ですが、アセットアロケーション運用の方が再現性が高く、安定しています。
以上のことから「投資を実感したい」というメンタルケアの目的以外で高配当株式を購入するのはおすすめしていません。基本的にはアセットアロケーション運用を実践したほうが安定して利益を出すことができます。
年金の補填や家計の足しにしたいという目的の方は、そもそもファイナンシャルプランがきちんと完成していないでしょう。まずは人生の計画を再度練ることからおすすめします。
まとめ
資産形成を目的とするならば、高配当株式よりも全世界投資(アセットアロケーション運用)を推奨します。
高配当株投資は趣味として楽しむ分には悪くありませんが、資産形成には効率が悪いです。自身の目的を明確にし、それに合った投資戦略を選びましょう。
高配当株式の購入に悩んでしまう方の多くはファイナンシャルプランがきちんとできていません。人生設計は不要と考えているかもしれませんが、一度以下の記事をご覧ください。本当に大事な理由を知ることができます。