SBI新生銀行に定額自動振込が追加!SBI証券と連動させるならドコモSMTBネット銀行とどっちがいい? 

2026年8月9日に発表された、SBI新生銀行の新機能について解説していきます。今回追加されたのは、定額自動振込機能と振込予約機能です。あわせて、今後マネーセンスカレッジが推奨する銀行が変わる可能性があるかどうかについても触れていきますので、最後までご覧いただければと思います。

SBI新生銀行に定額自動振込が追加!(0:27)

振込がさらに便利になったというニュースで、ドコモSMTBネット銀行ドコモSMTBネット銀行定額自動振込機能と振込予約機能の2つが新たに追加されました。正直なところ、ドコモSMTBネット銀行に今まで定額自動振込機能がなかったこと自体に驚きました。新規性というよりも、サービスとして当然備わっているべき機能がようやく追加されたという印象です。とはいえ、多くの利用者にとっては便利になったことに変わりはないため、それぞれの内容を順番に見ていきます

定額自動振込サービスについて(1:10)

定額自動振込サービスは、ドコモSMTBネット銀行を利用してきた方にはお馴染みの機能で、毎月または毎週、指定した振込先に決まった金額を自動で振り込むことができるものです。家賃の支払いや仕送り、積立資金の送金など、日常的に発生する定期的な振込に幅広く活用できます。

SBI新生銀行はSBI証券と連携することでダイヤモンドステージになることができ、ダイヤモンドステージになると月10回までの他行宛振込手数料が無料になります。これまでは都度振込しかできず、毎回手作業で振り込む必要がありましたが、決まった金額を毎月振り込むケースは多いため、この自動化は非常にありがたい機能です。携帯料金のように毎月金額が変動するものは口座引き落としで対応できますが、金額が固定されている振込については振込側で手数料を負担するケースも多く、そうした場面に対応してきた形になります。登録できる件数は最大10件までとなっており、経営者として振込先が多い立場であっても10件あれば十分足りると感じています。

サービス内容としては、パワーダイレクトと呼ばれるSBI新生銀行のインターネットバンキングまたはアプリから設定が可能です。最大10件まで登録でき、毎月1日から31日の指定日、または毎週の指定曜日に振り込む設定ができるほか、前営業日または翌営業日に振り込むという設定も可能です。家賃の支払いなどで「末日までに」「翌営業日までに」といった条件がある場合にも対応できます。自動振込にはいつまで続けるかという期限を設定することもできますし、期限を設けずに継続することも可能です。

手数料については他行宛振込手数料が適用されるため、ステップアッププログラムでダイヤモンドステージになっていれば、月1回から10回までは無料になります。振込金額は1日あたりの振込上限金額の範囲内で設定する必要があります。設定や変更はいつでも可能で、前営業日の23時59分までに手続きをすれば当日の振込に反映される仕組みになっており、かなりぎりぎりまで対応してもらえる点も評価できます。以前はここまで直前の変更には対応していなかったように記憶しています。設定の解除についても、同様に前営業日の23時59分までとなっています。

振込予約について(4:42)

振込予約機能は、最大3ヶ月先まであらかじめ指定した日付で振込を行うことができるサービスです。金額が毎回異なる場合や、振込を忘れないように振込先と日付をあらかじめ指定しておきたい場合に活用でき、こちらもさりげなく便利な機能だと感じています。振込予約についても、ダイヤモンドステージであれば月10回まで他行宛振込手数料が無料になります。

改めてステップアッププログラムの内容を確認すると、SBI証券との連携を考えている方であれば、基本的にダイヤモンドステージになると考えて問題ありません。ドコモSMTBネット銀行ダイヤモンドステージのインターネットによる他行宛振込手数料は10回まで無料で、10回を超えた場合でも1回あたり75円と、金額にかかわらず一律で非常に安く設定されています。この手数料の安さは他行と比較しても唯一無二の強みと言えるため、積極的に活用する価値があります。

ダイヤモンドステージの判定条件としては複数用意されていますが、現在申し込むのであれば、SBIハイパー預金の開設、またはSBI証券との口座振替契約のいずれかを行うことでダイヤモンドステージになることができます。この2つの設定によってSBI証券との連携が実現し、設定した翌月からステージ判定の対象となるため、早めに手続きをしておくことをおすすめします。

この2つの使い分けとしては、SBI新生銀行のSBIハイパー預金とSBI証券の買付余力をスイープサービスで連携させたい場合はSBIハイパー預金の開設を選び、旧住信SBIネット銀行時代からハイブリッド預金をメインで使っている場合はSBI証券との口座振替契約を登録すれば、ハイブリッド預金をそのまま使いながらダイヤモンドステージになることができます。この点は利用者にとって配慮された設計だと感じますが、いずれはハイブリッド預金経由の仕組みがなくなっていく可能性もありそうです。

ドコモSMTBネット銀行側がまだ体制として追いついていない部分があることをSBI新生銀行側も理解しているため、当面はこの形が続くと見ています。この差が解消されれば、推奨する銀行も変わってくることになりそうです。

SBI証券と連動させるなら?マネーセンスカレッジの推奨は?(7:38)

SBI証券と連携させるにはどちらの銀行がよいか、いまだに迷っている方も多いと思います。マネーセンスカレッジがドコモSMTBネット銀行を推奨しているため、そのままでよいのか、それともSBI新生銀行の方が金利が高いから乗り換えるべきなのか、判断に迷う場面もあるはずです。推奨にあたってこだわっているポイントは、隔離と自動化という考え方です。

金融機関の体制を整える方法としてMy金融システムという考え方を紹介していますが、そこで重視しているキーワードが隔離と自動化です。給与が振り込まれる生活口座から資産形成のために貯蓄や投資へお金を動かす際、そのお金をすぐには引き出せないけれども、自分の操作であれば引き出せるという状態、つまり隔離された状態にしておくことが重要になります。そのためには生活口座と分けて、貯蓄用の口座では自動的に積立貯蓄ができるようにし、投資に向かうお金についても引き落としと同時に生活口座と分離できる仕組みが必要です。

さらに、毎月決まったタイミングでの振込なども自動化しておくことで、日常的に口座を操作する手間がなくなり、現金が必要なときだけATMを利用すればよい状態を作ることができます。実際、月に1回行くか行かないかという頻度までATM利用を減らすことも可能です。

こうした隔離・自動化されたシステムを作りたいと考えたとき、できるだけ銀行口座の数は少ない方が管理がしやすくなります。SBI証券での口座開設は前提として必要になりますが、そのうえでもう1つの銀行だけで完結させたいというのが基本的な考え方です。ドコモSMTBネット銀行であれば、生活用口座、貯蓄用口座、投資用口座という3つの機能を1つの銀行でまかなうことができ、SBI証券と合わせた2つの金融機関だけでMy金融システムが完成します。

一方、SBI新生銀行を使う場合は、積立貯蓄機能がSBI新生銀行自体には備わっていないため、別途積立用の口座を用意する必要があります。そのため、給与が振り込まれる口座に自動積立定期の機能があれば、その口座とSBI新生銀行、SBI証券の3つで完結させることも可能ですが、給与口座に自動積立定期の機能がない場合は合計4つの口座が必要になり、管理がやや複雑になります。

口座数が少なく済むという点で、現時点ではドコモSMTBネット銀行の方に分があると考えています。とはいえ、SBI新生銀行に自動積立定期の機能が加われば、推奨する銀行も変わってくる可能性は十分にあります。金利の高さを求めているのであれば、いずれそうした機能も追加してくるはずだと期待しています。

今回追加された定額自動振込機能は、無料で使える振込回数が多いこともあり、積極的に活用する価値のある機能です。今回の発表は、SBI新生銀行がドコモSMTBネット銀行に一歩近づいた動きだと捉えています。すでに給与振込口座や積立定期の機能を活用できている方であれば、現段階でSBI新生銀行に乗り換えても特に問題はないと考えています。

ただし、これから口座を作る場合や、できるだけ少ない口座数で仕組みを整えたい場合には、依然としてドコモSMTBネット銀行の使い勝手のよさに利点があります。旧住信SBIネット銀行時代から使ってきた方であれば、SBI新生銀行内のSBIハイパー預金がハイブリッド預金に相当する機能を担ってくれるため、そちらを利用するのも選択肢のひとつです。それぞれの状況に応じて使い分けていただければと思います。

まとめ(13:54)

現時点では、ドコモSMTBネット銀行とSBI証券の組み合わせが引き続きおすすめです。将来的にSBI新生銀行に移行していく可能性も見据えられるため、グループ会社である以上、時間に余裕があるうちからSBI新生銀行への移行を進めておくというのも一つの考え方です。今のところはどちらの銀行を選んでも大きな問題はありませんが、新たに口座を作る場合に必要な口座数が少なく済むという点では、ドコモSMTBネット銀行がわずかにリードしていると感じています。積立定期だけでなく目的別口座など自動振替に関する便利な機能も備わっているため、今後SBI新生銀行がこうした機能に対応してくることも期待されます。

今回、SBI新生銀行に定額自動振込サービスと振込予約機能が追加されたことで、利便性は着実に向上しました。今後もSBI新生銀行とドコモSMTBネット銀行のどちらがおすすめかについては、状況に応じて改めてお伝えしていきたいと思います。

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