新NISAを賢く使う!夫婦間の贈与税対策

夫婦で資産形成を考えている場合、「新NISA」利用時に発生する可能性がある贈与税ついて、抑えておきたいポイントがたくさんあります。

税務相談についての一般的な知識と夫婦間での贈与税がかからないケースについて、具体的な例を交えながら解説します。

実際に新NISAを最大限活用し、資産を増やしていきたいと考えている方はぜひチェックしてください。

質問内容

夫婦間の家計と投資資金について贈与税の取り扱いについて知りたいです。新NISA口座で運用するにあたって夫婦のNISA枠1800万を満額使って利用したいと考えています。私のパート収入プラス110万円を新NISAで運用したとして贈与税はかかりますか?

キーポイント

贈与税の基本知識(00:01:25)

贈与税とは、個人からもらった財産に課税される税金です。受け取る側が納税義務を持ち、1年間に受け取った財産の合計額が110万円を超える場合、その超えた部分に対して課税されます。

この基礎控除額の範囲内であれば、贈与税はかかりません

夫婦間の贈与と食費負担(00:04:45)

夫が妻に食費を負担する形で資金を振り込む場合、そのお金は贈与税の対象外です。理由は生活費として適時支払われるものであり、国税庁のガイドラインにより贈与税の対象外とされています。

ただし一括して大きな額を渡す場合は課税対象になる可能性がありますので、注意が必要です。

新NISA枠の活用と贈与(00:08:10)

妻が夫から食費として受け取ったお金や、自分のパート収入に追加する形で夫から受け取った110万円を新NISA口座で運用する場合、贈与税はかかりません

110万円までの基礎控除内であれば非課税で運用可能です。

この範囲内であれば、年間を通じてどのように資金が移動したとしても、トータルで見て問題がないと考えられます。

またNISAは非課税枠を活用できるため、長期的な資産形成において大きなメリットがあります。夫婦での投資戦略を練る際には、この点をしっかり押さえておくべきです。

夫婦間の資産管理と将来の計画(00:13:30)

夫婦間の資産管理は、互いの理解と協力が必要です。共同で家計を運営する意識があれば、経済的な安定も図りやすくなります。

また女性が経済的に弱者になりやすい現状があるため、夫婦での資産形成は将来的なリスクを減らす上でも重要です。

新NISA枠を活用する際も、お互いの理解と協力が必要です。

生活費の負担と税務上の取り扱い(00:19:20)

生活費や教育費にあたる部分は贈与税の対象にはなりません。税務署からの指摘を受けないためにも、適切な説明ができるように生活費の範囲での支出については家計簿などで記録しておくことが推奨されます。

また基礎控除を超える贈与があった場合には税務申告が必要となるため、その点も注意が必要になってきます。

まとめ

夫婦間の資産形成や新NISA枠の活用において、贈与税の仕組みを理解しておくことは非常に重要です。本記事で紹介したポイントを押さえておくことで、夫婦での資産形成がスムーズに進むようになるでしょう。

また贈与税の基礎知識を持つことで、将来的な資産管理においても安心感が増します。

さらに関連動画「贈与税や相続税の計算は誰に相談すればいいの?【きになるマネーセンス123】」では、贈与税の相談先を詳しく解説します。

また「《焦らなくて大丈夫!》新NISA 1,800万円を使い切るより大切なこと【きになるマネーセンス517】 」では新NISAの運用の考え方について理解することができますので、新たな資産形成の一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてみてください。