夫婦で投資をするときは口座を分けるべき?投資効率や税制面での違いとは
この動画では、夫婦で投資を行う際の最適な方法について質問に答えています。
NISAや確定拠出年金などの制度の違いによって、夫婦で分けて投資するか、片方に寄せて投資するかが変わってくる可能性があります。
しかし、投資効率や税制メリットの観点からは大きな違いはありません。
むしろ、将来の相続や離婚時の財産分与を考えると夫婦でそれぞれ投資するほうが無難です。最終的には、夫婦で透明性を持ち、納得できる方法を選ぶことが重要です。
また、制度の枠にとらわれずに自分たちの生活設計に合わせて適切な投資金額を決めることが大切です。
質問内容
キーポイント
夫婦で投資する際の最適な方法(00:00:04)
NISAだけでなく、確定拠出年金などの制度によっても最適な方法が変わってくる可能性があります。確定拠出年金の場合は、所得控除などの恩恵を受けられる方に有利なので、収入の高い方に寄せた方がよい場合があります。一方、NISAの場合は所得による優遇は得られないので投資効率に違いはありません。
投資効率と労力のトレードオフ(00:01:54)
投資効率自体は夫婦で分けるか一人に寄せるかで変わりませんが、口座が2つになると労力がかかります。入出金や記録をつけたりする管理が二重になるためです。この労力コストを許容できるかどうかで、一人に寄せるか分けるかを判断しましょう。
将来の相続や離婚を考慮する(00:03:52)
長期的に見ると相続税や離婚が発生した場合は財産分与が問題になる可能性があります。
夫婦で分けて投資しておけば、こうした問題を回避しやすくなります。特に日本では婚前契約が一般的ではないため、財産が不明確だと離婚時にトラブルになりがちです。
透明性の高い家計運営が重要(00:10:14)
最終的には、夫婦で透明性を持ち、納得できる投資方法を選ぶことが大切です。
お互いに投資内容を隠し立てしていると、将来的にトラブルの原因になります。風通しの良い家計運営を協力して行うことを何よりも大切にしてください。
制度の枠にとらわれすぎずに投資を始めよう(00:10:14)
NISAの1800万円の非課税枠にとらわれすぎる必要はありません。これは国が決めた一つの目安。むしろ自分たちの生活設計に合わせて、適切な投資金額を決めることが重要です。
枠を埋めることを目的にせず、なぜ投資をしているのか、なぜ将来のお金を今から準備しているのかなどを考えて投資を行いましょう。
同一家計で夫婦で投資を行なう場合、夫婦1:1でそれぞれで投資をしていくほうが良いのか、片方から1,800万円(新NISAの非課税枠)の枠を早く埋めたほうがいいのでしょうか。