投資戦略(全世界投資)

景気後退時の心構えとおすすめの投資方法は?4年に1度の今こそレベルアップ!

景気後退の心構えと対策方法とは 投資戦略(全世界投資)

景気が悪くなると、このまま投資を続けて良いのか不安になる方は多くいます。順調に増えていた資産が目減りすると、このままずっと下がらないかと心配になりますよね。

そこで今回は景気後退時の心構えや対処法を解説します。記事を読めば下落時にもしっかりと投資を続けられるメンタルを作れるので、ぜひ最後までチェックしてください。

投資に影響する景気の波とは?

景気にはパターンがある

投資を行う際には「景気の波」を把握することが大切です。

景気は波をうちながら「拡大期」と「後退期」を繰り返しています。拡大期では相場が上がり、後退期は相場が下がります。

景気の波にはさまざまな周期がありますが、主に以下の2パターンが重要です。

  • 3~5年の周期
  • 10年周期

上記の2つの周期性を把握しておくと、資産のリバランスや景気予測を行うときなどに活用できます。

3~5年の短期的な周期

数年単位の短期的な周期では、基本的に4年ごとに拡大期と後退期を繰り返すしています。ただ、上下動するタイミングのズレもあるため「3~5年の周期」と表します。

さらに短く、1年や1年半といった周期で考えることも可能です。しかし、周期が短いと商品の売り買いが速くなりやすいため、基本的にはトレードをする際の参考にしています。

反対に20年や30年といった長い周期では、上下動を経験するのが人生で数回のみとなるでしょう。そのため、基本的に3~5年ほどの周期を参考に、景気を予測したり、投資戦略を考えたりすることが大切です。

10年ほどの長期的な周期

短期的な周期だけでなく、10年ほどの長期的な周期も投資を行う際に大切です。10年ほどのスパンは、長期投資を続けると何度も経験します。「向こう10年は景気が下がる時期か」と予想がついているだけでも、投資を続ける心構えは変わってくるでしょう。

これはマネーセンスカレッジの17年の運用経験を踏まえての予測ですが、10年周期は西暦の下1ケタの数字によって景気の動きを予想できます。

下記は、年ごとの景気の動きを予想した表になっています。

西暦の下1ケタの数字(年)景気動向
0,1景気の波が底をつく
2~4,6,7景気が上がり始める
5,8景気が安定しやすく上昇しやすい
9景気の波が上方向にピークをつけ、下降が始まる

上記の景気の動きはあくまでも予想であり、拡大期や後退期に変化するタイミングはズレる可能性があります。目安として10年間の景気の周期性を理解しておくと、投資戦略も立てやすくなりますね。

下落を受けても投資を続ける心構えを持とう

10年周期の表を参考にすると、西暦の下1ケタが「0年・1年・9年」の年は景気が後退し始めたり、波の底をつく可能性があります。投資を少し勉強した方の中には、「景気後退が始まるなら買い増しのチャンスでは?」と意気込む方もいらっしゃるでしょう。

ただ、景気後退に対して身構える必要はありません。

重要なのは、下落を受けたときの心構えをしっかり持つことです。

価格が下がっても、とにかく継続して投資を行う意思が大切です。

積立投資を行う際は、基本的にドルコスト平均法と呼ばれる買い戦略を推奨しています。

ドルコスト平均法とは、一定期間、一定金額で商品を買い続ける方法です。投資する金額を一定額に固定することで、価格が安いときに金融商品を多く購入でき、価格が高いときは購入する数を減らせます。その結果、一口あたりの購入価格(平均購入単価)を下げられる効果があります。

ドルコスト平均法の解説

資産の考え方は、「価格×数量(口数)」です。

下落時に口数を多く購入することで、相場が戻ったときに商品を多く保有している状態を作れます。つまり、積立投資をドルコスト平均法で行うと、再度相場が回復した際に資産を増やせるということです。

ドルコスト平均法の平均購入単価の説明

そのため、景気後退の時期に投資をやめてしまうのは実は非常にもったいないです。

商品を多く購入できる期間に投資を行えるように、下落を受けたとしても投資を続ける意思を持っておきましょう。

ドルコスト平均法の考え方は、下記の記事を参考にしてください。下落に対する強さをわかりやすく解説しています。

投資戦略を組み合わせて下落時でも運用できる仕組みを作る

基本的に下落を受けた際に、投資家ができる対処方法はありません。

相場の下落や暴落などは、投資を続けていくと必ず経験します。毎回下落を気にしていては、投資にストレスを感じてしまい運用をやめたくなったり、投資を放棄したりする可能性が高いです。

そのため、下落を受けても利益を生み出せるように、安心して投資を続けられる仕組みを構築することが大切です。

具体的にはドルコスト平均法アセットアロケーションなどを駆使した投資戦略を行い、なおかつMy金融システムを構築することです。

My金融システムの仕組みや考え方は『「自動化+資金隔離」をする理由と「My金融システム」の仕組み』で解説しているので、ぜひチェックしてください。

下落時にも投資を続けられる環境・体制を整えていこう!

景気が後退することに不安や恐怖を感じる気持ちは十分に理解できます。ただ、これから何度も経験するので、景気後退と上手に付き合っていく方法を考えたほうが楽ですよね。

景気は波を打っているため、下がる時期が終われば価格は回復していきます。

そのため、後退期でも儲かる仕組みをしっかりと構築しておくと、安心して投資を続けられるでしょう。

ぜひ記事を参考に、景気後退に備えて準備をし、下落時でも投資を続けられる環境・体制をいま一度整えてみてはいかがでしょうか。

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