NISA2年目の壁を突破!投資初心者が次に知っておくべきポイント

2024年は新NISA制度が始まり、多くの人が新たなステージでの投資をスタートしています。しかし初年度の成功をどう次につなげるか、悩む方も少なくありません。

本記事では、NISA1年目から2年目に突入した投資家が抱える3つの課題に対し、具体的な解決策を提示します。特に、積み立て額の見直しや他の投資手法との併用、投資へのモチベーション低下への対処法について詳しく解説します。

初心者から中級者まで、投資の次なる一歩を考えている方におすすめです。

キーポイント

NISA1年目の成功と課題 (00:01:15)

2024年、新しいNISA制度がスタートし投資初心者にとっては学びと挑戦の場となりました。しかし多くの投資家が直面する共通の課題がいくつか浮かび上がっています。その中でも特に重要なのは以下の3つです。

  1. 積立額の見直し
    投資の初年度は生活費との兼ね合いで最小限の積立にとどめる方も多いですが、2年目以降は収益目標を再確認し、適正額を見直す時期です。
  2. NISA以外の投資手法の活用
    NISA枠を使い切った後の追加投資として、iDeCoや特定口座をどう活用するかが鍵となります。
  3. 投資への興味低下への対応
    投資が「退屈」または「怖い」と感じるようになるケースも少なくありません。この問題は、心理面の対策と計画的な投資戦略で乗り越えることができます。

積立額を増やすべきか?未来を見据えた判断基準 (00:02:00)

生活防衛資金がなくて最小額でNISAを行っている方は、自分にとっての適正な積立金額が知りたいと思われるのではないでしょうか。

皆さんがもっとも不安に感じるのは老後資金についてでしょう。とくに30代で結婚をした方や、40代、50代、60代の方は老後資金が足りるかが現実的に大変気になる問題といえます。

そこで「投資期間」と「老後資金の必要な金額」が決まれば、自ずと適正な積立金額は算出できます。

ただ老後資金がいくら必要かは誰にもわかりません。そこで「まとめ」でご紹介する関連動画をご覧いただくと老後資金を試算しているので、自動的に積立金額が計算できます。

すると現在のままで積立金額が足りているのか不足しているかがわかるでしょう。

NISA以外の投資方法の選択肢とその活用法 (00:04:07)

NISAだけでは投資枠に限りがあります。投資額に余裕があるならより広範な投資を検討するのもよいでしょう。

例えば、iDeCo口座の活用です。iDeCoは上限の引き上げが閣議決定されたので、今後は月々6万2000円までの拠出が可能になる見込みです。一度入れば永久に非課税のため、特に若年層にとっては税制上の恩恵が大きくなるでしょう。

中小企業に勤務されている方も、上限が2万3000円から6万2000円にアップするためメリットが大きいです。

さらに投資資金に余裕がある方なら、特定口座の運用もよいでしょう。
NISAやiDeCoを使い切った場合、特定口座での追加投資も有力な選択肢になります。

投資方法については、今が上手くいっているならそれを淡々と継続するのが基本です。全世界投資で上手くいっているならそのまま続けていきましょう。

投資への興味を失った時の対処法 (00:06:57)

投資とは多くの方にとって決して楽しいものではないので、興味がなくなっても不思議ではありません。

ベースとなる考えは全世界投資のアセットアロケーション運用であるため、資産形成という意味では貯めて放置し、もしくは1年に1回くらいのメンテナンス(見直し)しかないので楽しいわけではないでしょう。

楽しめる対象はゲームや旅行など他にもあるため、投資を無理に楽しみにする必要はありません

その他の悩み (00:08:07)

上記以外でも、「バランスを決めて投資したがバランスが崩れた場合はどうしたらよいか?」という疑問がありました。

この場合は、リバランスをすればよいのですが、1〜2年目は毎月の積立金額にリバランス効果があるので、リバランスしなくてもさほど影響はないと思われます。

それでも気になる場合は、例えばボーナスの一部を入れる際にバランスが整うように、少なくなっているアセットを購入するとよいのではないでしょうか。

NISA2年目の方というのは、まだ投資家として大きな経験をしたとはいえません。それよりまず一歩踏み出した自分を褒めましょう。

ただしこれからは、大きな暴落も考えられます。それを恐れるのではなく楽しめるくらいになると立派な投資家と言えるのではないでしょうか。

まとめ

NISA2年目における投資家の課題とその解決策を見てきました。積立額の見直しや他の投資方法の活用、そして投資への興味を失った際の対処法は、いずれも今後の成功を左右する重要な要素です。

最後に、全世界投資やアセットアロケーションといった基本に立ち返り、長期的な視点を持つことが成功の鍵となります。本記事を参考に、2024年以降も安定した資産運用を続けていきましょう。

先ほど記事内でも触れましたように関連動画「【老後資金かいくら積み立てればいい?】《年齢別》新NISA月〇万円で老後3000万!積立投資で老後の不安を解消【きになるマネーセンス805】」では、老後に向けた年齢別の積立シミュレーションを徹底解説しています。ぜひ参考にしてください。