若者と高齢者、投資方法は年齢で決めるべき?
一般的に、若者と高齢者はリスク許容度が異なるので投資方法を変えるべきと言われます。このような解説に納得してしまい、年齢を気にして投資方法を迷っている方もいるでしょう。
しかし、マネーセンスカレッジでは投資方法は個人差が大きいため、年齢ではなくファイナンシャルプランに基づいて考えるべきと説明しています。
本動画では、本当に年齢によって投資方法を変えた方がいいのか詳しく解説します。
キーポイント
若者と高齢者の投資方法の違い(00:00:21)
一般的には若者はリスク許容度が高いため株式投資が適しており、高齢者はリスク許容度が低いので債券運用が適しているとされています。
しかし、リスク許容度は個人差が大きく、年齢で一概に判断するのは適切ではありません。指針を考えていく必要があります。
債券へのシフトの指針がない(00:01:20)
高齢者は債券へシフトすべきという意見もあります。しかし、債券投資を紹介しているYoutuberや投資家の方は、どの程度債券にシフトすればよいかの指針がありません。
アセットアロケーション理論に基づきリバランスを行えば、適切な債券比率が自動的に決まります。
元本割れリスクへの対処(00:02:07)
高齢者は元本割れリスクを危惧して債券にシフトすべきという意見がありますが、ドローダウンリスク(最大保有資産からの下落率)への対処が不十分になります。
投資の目的が資産形成であれば、ファイナンシャルプランに基づいて必要な時に現金化していくことが大切です。
投資方法の決定要因(00:09:32)
投資方法は年齢ではなく、ファイナンシャルプランによって決まっていきます。投資は長期的な経済成長に乗ることが重要で、全世代で全世界投資がおすすめです。
また、親子間2世代でなど、続いての運用がよりベストになってきます。
まとめ
若者と高齢者の投資方法の違いに関する一般的な考えを紹介しつつ、年齢による一概な判断はできないということを今回は紹介しました。
またリスク許容度は個人差があり、投資方法は年齢ではなくファイナンシャルプランに基づくべきです。債券シフトや元本割れリスクへの対処も個別の計画から決定されるべきで、全世代において長期的な経済成長に乗る全世界投資が推奨されています。
またリスクを下げつつリターンを最大化する秘訣として、こちらの動画「リバランスの効果はリスクを下げる?リターンを上げる?どっち?【きになるマネーセンス704】」もあわせておすすめしています。下記の記事でもまとめていますので、ぜひご覧ください。