暴落でも売らないメンタルを手に入れる!長期投資家が実践する習慣と戦略

本記事では、「投資における握力(売らずに持ち続けるホールド力)」について深掘りします。

暴落相場に直面した際にどう心を保ち、冷静に戦略を貫けるのか?精神論では通じない現実的な方法や、初心者が陥りやすい失敗とその乗り越え方について具体的に紹介します。

投資初心者から中級者まで、感情に流されず成果を出したい人必見です。

キーポイント

握力とは何か?悪いとわかっていて売ってしまう (00:01:18)

投資の世界でよく聞く「握力」という言葉。これは、株価が下落したときに焦って売らずに「持ち続ける力」のことを指します。言い換えれば、自分が立てた投資戦略に対して信念を持ち、外部要因に動じずに行動し続ける力です。

投資家が最も試されるのは、市場が大きく下落した瞬間です。ニュースでは「暴落」「金融危機」などといったネガティブな言葉が飛び交い、多くの人が「今すぐ売った方がいいのでは」と不安に駆られます。

しかし、ここで重要になるのが握力。市場が暴落しても、何も変わらない戦略なら何も変える必要はありません。さらに「握力を鍛える」という発想は疑問です。なぜなら、人間はそもそも感情の生き物であり、理屈では理解していても行動に移せないことが多いからです。

唯一 信じられるものは世界の経済成長(00:05:50)

最終的に投資で成功するために信じるべき唯一のものは世界経済の成長です。国や企業、あるいは一時的なブームではなく、長期的な視点で経済全体の成長に賭けるのです。

世界経済は短期的には上下動しますが、長期的には一貫して成長してきました。この大きな流れに乗ることで、個人投資家でも安定した成果を得られる可能性が高まります。

信じる軸がぶれていると、不安から感情的な判断をしてしまいます。しかし「経済は成長する」という確信があれば、どんな暴落も「一時的な波」として受け止められるようになります。

できないがどうするか(00:07:08)

「握力を鍛える」「根性で乗り越える」「精神力で耐える」という言葉は、投資の世界では通用しません。

実際に、悪いとわかっていてもつい良くないタイミングで売り買いするといった行動に出てしまうケースは珍しくありません。これが人間という生き物の持つ性といってよいでしょう。

ではそれを前提にどの様な対策を講じればよいかというと「これしかしない、またはこれをしないとルール化して決めておく」ことです。つまり考えることをしないということ。

おすすめするのは、平時のときや投資に携わっていないタイミング、あるいは投資が順調で感情に負担がないようなときに、理想の方法を決めておき、それを完全に習慣化するとよいでしょう。
これは投資判断を感情で行うのではなく、事前に設定した条件に従って機械的に判断することを意味します。つまり「もし〇〇になったら××する」というイフ・ゼンプランニング(If-Then Planning)です。

とくに投資初心者には長期投資をおすすめしますが、その場合は、「資産分散」と「時間分散」で自分を縛ることが大切です。そして、自分の判断や行動が間違っていないかを確認する意味でマネーセンスカレッジのようなコミュニティに所属しておくことも有効でしょう。

まとめ

投資における最大の敵は「自分自身の感情」です。暴落時に握力を発揮できるかどうかは、精神論ではなく、事前にどれだけ準備できていたかにかかっています。

重要なのは以下の5点です:

  1. 握力は鍛えるものではなく、仕組みで支えるもの
  2. 精神論ではなく、ルールで行動する
  3. 失敗から学んで行動を変える
  4. 自分で決めたことを守る仕組みをつくる
  5. 世界経済の成長を信じることを軸にする

これらを実践できれば、感情に振り回されることなく投資を続けることができます。

関連動画「【新NISA損切り・狼狽売り・利益確定】NISAで失敗する最大の敵は「売る誘惑」【きになるマネーセンス831】」では、投資における「握力」の大切さについてわかりやすく解説しています。感情に流されずに成果を出したい方は、ぜひ参考にしてください。