管理方法

【メンテナンスの第一ステップ】モニタリングやリバランスに必要な記録のつけ方を解説

管理方法

投資の方法論やMy金融システムの構築方法などを解説しましたが、投資を長く続けるためにはメンテナンスが大切です。投資を長く続けて、なおかつ資産を最大限増やすためには記録をつけたり、リバランスを行ったりする必要があります。

今回の記事はメンテナンスの第一歩として、記録をつける理由と最低限記録すべき項目について解説します。

適切な現状把握で必要なアクションをいつでも起こせるように

投資における管理・メンテナンスの最初のステップとして、記録をつけることは非常に重要です。なぜなら、記録をつけておかなければ現状を正しく把握(=モニタリング)できないからです。

では、なぜ一定の間隔で現状を正しく把握する機会が必要なのか。

それは、必要であればいつでも必要なアクションができるようにするためです。

行動を起こすため、記録をつける際に確認しておくべきこととは、たとえば以下のようなものです。

・上がりすぎている、もしくは下がりすぎている商品はないか
→リバランスや危機回避といったアクションが必要

・計画(ファイナンシャルプラン)通りに資産が増えているか
→現状と目標にギャップがある場合、毎月の積立金額を修正するなどのアクションが必要

最低限記録しておくべき4つの項目

記録のつけ方は人それぞれです。特にこうすべきと言える決まったやり方はありません。

ただし、以下に挙げる4つの項目に関しては、必ず記載しておくようにしましょう。

この4項目がわからないと「購入時からどれくらい(何%)儲かったのか」を正確に計ることができないからです。

①購入日
②購入金額
③購入数量
④支払代金

※②~④に関しては、2つの項目が分かっていれば、残りの項目については計算で割り出せます。

証券会社の取引履歴じゃだめなの?

モニタリング、またその先のリバランスにつながることから、マネーセンスカレッジではこれまでも、記録をつけることが非常に重要だとお伝えしてきました。

その中でよくいただく質問として「証券会社の取引履歴を見ればわかることなのに、わざわざ自分で記録をつける必要があるんですか?」といったものがあります。

たしかに、証券会社によって表示の仕方に多少の差はあれど、上記4つの情報は取引履歴からも確認ができますよね。

しかし、証券会社の取引履歴はあくまでも、証券会社側がわかりやすいように履歴として残されているもの。

つまり、証券会社の取引履歴には、投資する側にとって知りたい情報がそのままの形で記載されてないケースもあるということです。

わかりやすい例が、配当金が出た場合です。

たとえば、とある月に100円の配当金が出たとしましょう。この100円は、投資家にとっては当然、利益です。税金もかかります。

しかし取引上は、この配当金は自動で再投資に回されます。

そのため証券会社の取引履歴においては、この100円は当月の配当金としてではなく、次月の元本として記載されるのです。

毎月30,000円を積み立てている方の場合、本来なら次月も元本は30,000円。しかし、前月に再投資に回された配当金が100円あるので、これが元本に含まれ、次月の元本が30,100円と記載されてしまうわけです。

ここで挙げた例のように、配当金が100円ぽっきりであれば、証券会社と自分の記録の誤差も微々たるものかもしれません。

しかし配当金が、1万円、10万円、100万円と大きくなった場合はいかがでしょうか。

前回の積立時からどれくらい儲かったのか。利益総額はどれくらいなのか。かかる税金はいくらなのか。証券会社の取引履歴を確認するだけでは、正しく計算できないと思いませんか?

記録をつける頻度は月1回がおすすめ

現状を正しく把握するという意味では、少なくとも1ヶ月に1回程度の頻度で記録をつけていくのが望ましいです。

1ヶ月に1回程度という数字に関しては、過去の金融危機を参考にしています。

2008年頃に起こったリーマン・ショックは、ピークから約3ヶ月後に急落。さらに遡り1930年代の世界恐慌に至っては、ピークからおよそ1ヶ月弱での急落です。

こうした過去の経験から考えると、月1回取引を確認するクセをつけていれば、リバランスや危機回避などのアクションを起こすことで、予期せぬ価格変動にも十分に耐え得ると考えています。

継続が難しい場合は3ヶ月に1回でもOK

「1ヶ月に1回はちょっと面倒くさいな」「月イチで確認していると、いつも取引が気になってしまう」といった方の場合、3ヶ月に1回くらいの頻度にしてもOKです。

前述の通りできれば月1回の頻度が望ましいですが、それよりも大切なことは、記録を続けていくこと。取引をしたまま放置せずに、定期的に投資を管理・メンテナンスをすることが非常に大切です。

精神的にも物理的にも、あなたが無理せずに投資を続けられることを優先しましょう。

1年に1回は「バイ・アンド・ホールド」が前提

「記録を続けることが何より大事」とはいっても、1年に1回の頻度ではさすがに少なすぎます。

マネーセンスカレッジの提唱する全世界投資(アセットアロケーション)は、定期メンテナンスによるリバランスを軸にしています。

そのため、どうしても1年に1回くらいしか記録をつけるのは難しいという方の場合、バイ・アンド・ホールドの投資手法が前提となるでしょう。

会員制「チーム7%」の管理アプリを使えば記録はカンタン!

前述の通り、最低限の4項目だけきちんと記載していれば、記録をつける方法はどのようなものでもかまいません。

Excelで管理してもよいですし、ノートに手書きでもOK。とにかく、自分にとって続けやすい方法がベストです。

ちなみに、マネーセンスカレッジが運営する有料会員制講座チーム7%では、記録・モニタリング用の管理アプリをご用意しています。

特定口座・NISA口座・確定拠出年金口座など複数の口座をお持ちの場合も、全口座を横断してのモニタリングが可能。リバランスや危機回避のタイミングも教えてくれるので、必要なときに必要なアクションを簡単に行うことができます。

毎月の記録に不便を感じていらっしゃる方はぜひ、チーム7%の管理アプリを試してみてください。

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