なにが一番増えた?資産別年間ランキング2025
2025年は資産が爆発的に増えた年でした。1年間を通じて運用が非常にうまくいったという実感があります。どのアセットが最も増えたのかをランキング形式でまとめました。
比較しやすいよう三菱UFJアセットマネジメントの商品に絞り、オールカントリーやバランスファンド、そして全世界投資なども含めて検証しています。
第13位(1:19)
eMAXIS Slim国内債券インデックスは−5.94%でした。日本は利上げ局面にあり、長期金利も相当上昇しています。金利が上がると債券価格は下がり、残存期間が長いほど下落幅が大きくなるデュレーションの影響もあり、約6%の下落となりました。国内債券で運用するよりも、元本保証のある預金や個人向け国債のほうが適している場面かもしれません。
第12位(2:02)
eMAXIS Slim先進国リートインデックス(除く日本)は+5.27%でした。ここから先はすべてプラスとなっており、いかに特異な年だったかがわかります。先進国リートはほぼ米国が中心であり、為替のプラス寄与を考慮するとほぼトントンに近い水準です。金利が高い状態が続いているとリートは伸びにくく、米国では株式が強いためそちらに資金が流れてしまうことが、リターンを抑えた要因と考えられます。
第11位(3:01)
eMAXIS Slim先進国債券インデックス(除く日本)は+9.01%でした。以前は「外国債券は不要」という意見もありましたが、理論上は長期的に為替変動に吸収されるため、日本債券の利回りと同等になるという考え方があります。ただし、実際には50%以上のリターン差が生じており、10年スパンで見ても無視できない結果が出ています。市場は必ずしも経済的合理性どおりには動かないため、理論だけでなく実績も踏まえて投資対象を選ぶことが大切です。
第10位(4:30)
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は+16.33%でした。アセットアロケーションの観点から見ると、リートや債券の比率が一定程度含まれているため、どうしても上位には入りにくい構成です。分散投資であれば必ず増えるというわけではなく、バランスの組み方次第で結果は大きく変わります。
第9位(5:25)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は+16.53%でした。16%以上のリターンは十分な水準ではありますが、「米国株最強」と言われていた頃と比べると、9位という順位は時代の変化を感じさせます。どのアセットが勝つかを事前に当てることは難しく、それを前提とした運用が重要です。
第8位(6:04)
eMAXISの新興国債券インデックスは+16.73%でした。S&P500を上回るという珍しい結果となっています。新興国債券はインフレに弱い面があり、ファンドの運用コストも高くなりやすいアセットですが、このような年もあることを示す興味深い結果です。
第7位(7:11)
マネーセンスカレッジの全世界投資は+18.96%でした。ちょうどランキングのど真ん中に位置しており、意図していた結果に近い形です。世界全体にまんべんなく投資することで平均よりも若干上を狙うという方針が、この結果につながっています。期待利回り7%に対して約3倍のリターンが出たことは、喜ばしい反面、この水準が続くとは考えないほうが賢明です。利益が出た分はしっかりと資産の中に留め、債券へのシフトなどリバランスを継続していくことが大切です。
第6位(8:21)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス(除く日本)は+19.86%でした。米国株(S&P500)が約7割を占めているにもかかわらず、S&P500単体の9位を上回りました。米国以外の先進国株式が約4%程度の上乗せをもたらしており、米国一強ではない1年だったことが読み取れます。
第5位(8:59)
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は+21.45%でした。日本国内のNISA口座で保有される資産の約半数がこのオールカントリーとされており、その資金が21.45%で運用されていたことになります。積立投資であっても10%を超える2桁成長となりますが、この成功体験が「これが当たり前」という感覚につながらないよう注意が必要です。
第4位(10:11)
eMAXIS Slim国内リートインデックスは+26.21%でした。為替の影響を受けていないにもかかわらず4位という高順位です。国内の地価上昇や、住宅ではなく事業用不動産が中心という構造が背景にあります。また、国内リートは株式とは値動きが異なるため、下落局面での緩衝材としての効果も期待できるアセットです。
第3位(11:12)
eMAXIS Slim国内株式(日経平均)は+30.33%でした。30%超えという強烈なリターンです。以前から日本株式を一定数組み入れることを推奨してきており、実際に長年にわたって保有してきた結果がこの形で報われています。「日本株は不要」という意見もありましたが、1年間の結果としてはこのような年もあります。もちろん、これだけで判断するのではなく、長期的な視点を持ち続けることが重要です。
第2位(13:07)
eMAXIS Slim新興国株式インデックスは+37.53%でした。先進国経済が不安定になる局面では、新興国株式がじわじわと力をつけてくることがあります。オールカントリーへの組み入れ比率は約10%程度にとどまるため、オールカントリーが順位を落とした一因ともなっています。全世界投資はオールカントリーよりも新興国への配分を多くしているため、この恩恵を受けた部分もあります。
第1位(13:51)
三菱UFJ純金ファンドは+63.82%でした。2位に圧倒的な差をつけての1位です。eMAXIS Slimには金ファンドがないため、今回はこちらを選んでいます。2024年に続き2年連続で金が首位となりましたが、過去20数年のうち金がトップを取ったのは4回のみです。このような年もあるということを示す結果ですが、金を保有していた方はその恩恵を受けられた形です。
まとめ(15:37)
どのアセットが1位になるかを事前に当て続けることはできません。それよりも、ど真ん中を狙いながら若干上を目指すという方針であれば、2桁程度のリターンは十分に期待できます。期待利回り7%で満足できる方であれば、全体への分散投資を継続するという選択肢も十分合理的です。
投資において大切なのは、負けないことです。大きな損失を避けることができれば回復も早く、資産形成が安定します。そのための原則は、長期投資、資産分散、時間分散の3つです。最近の上昇が続いて不安を感じる方は、安定運用という考え方も取り入れてみてください。
またこちらの動画「投資リターンの80%が決まる!資産分散の割合「アセットバランス」の2つのアプローチ」では、資産分散の割合の決め方と考え方を解説していますのでぜひご覧ください。





