過去の年金財政のおさらいのまとめ

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MoneySense代表のシュウAs浅田修司です。

ニュースレターの発行がなんだかんだで1ヶ月も発行が遅れてしまいました。
大変お待たせをいたしました。

ニュースレターライブのご感想に、「続けてください!!」という嬉しいお言葉もいただきましたので、頑張って行きます!

実は、年金年間の山場は超えていましたが、この先に控える大事な部分をどう伝えたらよいか推敲を重ねておりました。
(単に筆が進まなかったともいわれますが・・・)

でも本当に大事な部分なのでミスリードにならないようにお伝えできればと思います。

さて、お待たせをいたしました。「年金年間」パート2としてお話を進めています。

この年金財政検証のニュースレターは、大きく4つに分けて話を進めていきます。

  1. 過去の年金財政のおさらい←イマココ
    1. 積立方式から賦課方式への転換
    2. マクロ経済スライドの導入
    3. 年金保険料の見直し
    4. 国庫負担分の増額
  2. 将来の年金財政はどうなっていくのか
  3. 年金財政検証から見える政府の思惑
  4. 私たち個人投資家はどのような行動をしていったらよいのか

前回までは「1.過去の年金財政のおさらい」を細かく見ていきました。

今回はそのまとめの意味も含めて1.過去の年金財政のおさらいのまとめをお話していきます。

1.過去の年金財政のおさらい(6)まとめ

時間が空きましたので「1.過去の年金財政のおさらい」のまとめをしていきます。

2004年の年金財政検証で、このままでは【年金財政が破綻してしまうことが確認】されました。

そこで、政府は大きく4点について改革を行うことを決めました。

  1. 積立方式から賦課方式への転換
  2. マクロ経済スライドの導入
  3. 年金保険料の見直し
  4. 国庫負担分の増額

簡単にいえば

  • 年金は守ろう!!・・・1
  • 支出を減らそう!・・・2
  • 収入を増やそう!・・・3~4

です。

  • 年金は守ろう!!

では、政府が、積立方式から賦課方式へ変更して、「所得代替率」を50.1%以上に維持する目標を決めたことをお話しました。

  • 支出を減らそう!

では、マクロ経済スライド、いわゆる「人口スライド」を導入して自動的に年金給付を減額する仕組みを導入したこと、そして、紆余曲折があり、来年4月から発動する予定でいままでは年金給付は払い過ぎの状態であることをお話しました。

・収入を増やそう!

では、2つの収入である、保険料と国庫負担分についてお話しました。

保険料は、国民年金、厚生年金の両方が年々上昇しており、2017年にはそれぞれ

  • 国民年金保険料16900円、
  • 厚生年金保険料18.3%

の上限に達する予定です。

ですが、この上限は現在の給付水準を維持することができるはるか手前の数字ともお話しました。

さらに、国庫負担分については1/2まで引き上げられましたが、これ以上、負担割合を上げると、もはや年金(保険料方式)ではなく、税金(で年金)を支払う異常な状態(税方式)になってしまうことをお話しました。これでは生活保護と変わりがなくってしまいます。

ここまで見てきましたが、結局、今の年金財政を維持するとなると、収入はもうこれ以上増やせないので、賦課方式の「【収入】=【支出】」になるように支出(=年金給付)を減額していくしか無いようです。

そして、もうギリギリの状態で、いち早く支出(=年金給付)を減らしていくことが急務という状態です。

減額の程度ですが、一応、政府は目標として年金と呼べるだけのギリギリのラインである、「所得代替率50.1%」を挙げましたが、これが本当に達成されるかどうかはわかりません。今後次第というわけです。もしかすると所得代替率50.1%は達成できず、【収入】=【支出】」になる頃には、40%台、最悪を想定すると30%台になってしまうかもしれないのです。

2014年度の「現役世代の平均所得」は34.8万円でしたから、仮に30%とすると10万円程度となります。もちろんこれは厚生年金保険の額ですので、国民年金はこれよりもはるかに下がります。これでは生活していけませんね・・・

それで結局のところ、政府目標の「所得代替率50.1%」は達成できるの?できないの?という疑問が最大の焦点になるわけです。それに政府が答えるために今年「2014年財政検証」が出されたのです。

やっと、やっっと、お伝えしたかった今年の財政検証に入れます!

第1回目でお伝えしたように、この年金財政検証は

  • 現況の概略 26ページ、
  • 詳細結果 121ページ、
  • オプション試算の概略 13ページ、
  • オプション試算 57ページ、
  • 関連資料 20ページ

と約200ページに渡るものになります。

「将来の厚生年金・国民年金の財政見通し」-厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei-kensyo/

次回からは、この「2014年財政検証」をかなり要約して、このまま行って「所得代替率50.1%」が達成できるのか?できないのか?

つまり、「2.将来の年金財政はどうなっていくのか」について解説したいと思います。

長くなりましたので、今日はこのへんで。

質問や感想などありましたらお気軽にこのメールに返信してください。
ひとことでも頂ければ励みになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

[編集後記]

なんか編集後記を楽しみにしている方もいらっしゃるようなので。今回は短めで(笑)

毎週発行するって本当に大変ですね。。。こういうコツコツ継続できる方ってホント尊敬します。

で、毎週発行されるのは週刊誌も同じなわけですが、現在、日本の書店で購入できる、唯一の週刊パソコン雑誌ってご存じですか?

「週刊アスキー」という雑誌になります。

内容はアキバ系がやや多めでどちらかというとマジメより面白さ優先な感じがしますがそれはさておき、なんと、この雑誌が10月14日に1000号を発行しました。

1000号ですよ!すごいですね~。その数字にただ脱帽です。年間52週しか無いわけで、私のように飛び飛びにならず、毎週発行したとしても1年間で52号しか出せないのです。約20年ですよ。すごい!それだけですごい!!

ビジネス用途としては月刊誌の日経PC21とか、定期購読の日経パソコンなんかのほうが使える連載が多いと思いますが、内容なんてソコソコでイインデス。継続こそ力なり。

なんか私にとってはとてもシンクロしていて取り上げて見ました。

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