月3万円の積立投資で1000万円は夢じゃない。〇〇ヶ月を超えれば資産増加が加速します

資産1000万円を目標とする人は多いものの、100万円から桁が増えた1000万円という金額は、あまりに遠い目標に感じられます。

金額が10倍になれば時間も10倍かかると考えがちですが、投資の世界では必ずしもそうではありません。実際には半分の時間で到達できるのです。

一般的な目標貯蓄額(2:18)

出典:知るぽると

金融広報中央委員会の世論調査によると、20代から40代の金融資産目標残高の中央値は1000万円です。100万円では車も買えず家の頭金にも足りませんが、1000万円あればまとまった資金として活用できます。

20代から40代が毎月貯蓄や投資に回せる現実的な金額は約3万円でしょう。つみたてNISAの利用状況を見てもこの水準です。収入の25%を貯蓄投資に回すことが推奨されていますが、そのうち15%は現役世代が使っても良い資金とされています。老後資金やまとまった資金として考える場合、毎月3万円の積立が一つの目安となります。

100万円までの道のりシミュレーション(4:46)

100万円までは投資を考えなくても貯蓄だけで達成できますが、7%の期待利回りで計算してみます。全世界投資という方法論に基づく22年間のデータから、7.05%という数字が一つの目安です。

シミュレーション結果によると、100万円までは3万円の積立投資で2年7ヶ月、31ヶ月かかります利益額は約9万円程度で、ほぼ貯蓄と変わりません。この30ヶ月程度が100万円を貯めるまでの基準となります。

500万円までの道のりシミュレーション(6:08)

500万円までは9年10ヶ月、118ヶ月かかります。500万円のうち150万円が運用益で、元本は350万円です。この段階から複利の効果を体感できるようになります。

1000万円までの道のりシミュレーション(6:39)

1000万円までの到達期間は15年8ヶ月、188ヶ月です。0から100万円までが30ヶ月だったのに対し、100万円から1000万円までは150ヶ月、つまり5倍の時間で到達できます。金額は10倍になっているのに、時間は5倍で済むのです。

さらに1000万円から2000万円までは23年1ヶ月で到達します。1000万円までが15年8ヶ月かかっているため、次の1000万円はその約半分、7年5ヶ月で貯まる計算です。500万円以降は、倍の金額にするのにそれまでの期間の半分で済むようになります。

1000万円には「5倍の時間」で到達できる(7:57)

100万円まで貯めれば、1000万円到達までの5分の1が終了しています。500万円まで到達すれば3分の2が終わっています。複利の効果により、金額が増えるほど体感速度は短くなります。

100万円まで貯める段階では毎日見てしまいがちですが、習慣化されればあまり気にならなくなります。これが長期投資にとって重要です。情報に惑わされることも減り、市場のショックにも冷静に対応できるようになります。

最大の負荷は期間そのものですが、500万円以降はその期間がどんどん短縮されていきます。仕事の効率化と同様、投資の世界でも複利の効果によって早期到達が可能になるのです。

1000万円から「さらなる加速」が強まる(9:51)

複利効果を実感できるのが500万円からです。500万円を7%で運用すると、1年間の収益は約35万円、つまり多くの方にとって1ヶ月分の給与に相当します1000万円になると年間70万円、ボーナス相当の金額が自動的に増えていきます。

500万円到達には約10年かかります。10年間という投資期間が生み出すパワーは大きく、積立金額を増やせる状況になればさらに時間は短縮されます。500万円までは自分の積立が重要ですが、それ以降は今までの半分の時間で倍の金額まで到達します。

例えば40歳で1000万円を作れたとすると、50歳で2000万円、60歳で4000万円となります。老後資金としては十分でしょう。

今40歳なら60歳までに、50歳なら70歳までに2000万円を作れます。速度を早めたいなら積立額を増やせばよく、それぞれの状況に応じてアレンジできます。

まとめ(15:24)

継続のために必要なのは安定運用です。どんなショックにも揺るがない運用を心がければ、市場の変動を気にせず続けられます。安定運用でも7%の利回りは実現可能で、22年間の実績がそれを証明しています。

前提条件は世界の経済成長です。この成長が続く限り、様々な出来事があっても長期的には資産は増えていきます。毎月3万円の積立投資を維持し、適切なメンテナンスを行えば目標に近づけます。

重要なのは時間です。投資にいつ出会えるかが大きく影響します。早く始めるほど時間を味方につけられ、実感するまでに必要な10年という期間を確保できます。最初の約10年は我慢が必要ですが、そこからは加速度的に楽になっていきます。

期待利回り7%という数字は、全世界投資という投資戦略で実現された利回りです。できるだけ早く資産形成に取り組むことで、複利の効果を最大限に活用できます。

またこちらの動画「【2025年最新版】全世界投資22年間の運用結果公開!(新・旧NISA含む)」では、最新の全世界投資の運用結果をお見せしていますのでぜひご覧ください。