eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)1本で株式アセットをすべて任せるのは良い?


この動画では「eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)」というファンドについて解説しています。

質問内容

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は地域分散されているので、アセットクラス株式はこのファンド1本で良いと考えています。ご意見を伺いたいです。

キーポイント

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の概要

質問にあった「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」は日本、先進国、新興国の株式を約33.3%ずつ投資するもので、TOPIXとMSCIの指数を使って運用されています。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と比べて、地域分散が図られているのが特徴です。

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の3つのメリット(00:00:42)

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)のメリットは3点あります。

  • リバランスが自動的に行われる
  • 経費率が低い
  • 株式アセットを均等に持ちたい場合に便利

マネーセンスカレッジの推奨する全世界投資の株式アセットの割合に近いため、考え方としては賛同できるとされています。

早期償還のリスクがある(00:01:59)

一方で、2024年7月現在でeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は純資産総額が約150億円程度と比較的小さい金額です。そのため早期償還のリスクがあります。定款上は純資産総額が10億円を下回ると償還される可能性があり、現状の7分の1程度(20億円)まで純資産が減れば償還される恐れがあります。

ただし、現時点では早期償還が起こる可能性は低いでしょう。

もし早期償還が起これば、新NISAの非課税枠への影響が懸念されます。

まとめ(00:07:03)

最終的に「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」を選択するかどうかは投資家の投資戦略とリスク許容度次第です。

株式アセットを均等に持ちたい場合はこのファンドが適しているかもしれませんが、マネーセンスカレッジとしては推奨していません。債券との適切なバランスを取ることが重要であり、リバランスの手間を惜しまない場合は個別ファンドを選ぶ方が良いかもしれません。

どのファンドを購入するか迷われている方には下記の記事をおすすめしています。ファンド選定の基準がわかるので、内容を参考に自分に合う商品を探してください。