収入の10%投資で安泰!惨めな老後を回避する方法
老後に向けた資産形成について不安を抱えている人は多いですが実は「手取り収入の10%を投資に回すだけ」で安泰な老後を迎えることが可能です。
本記事では具体的なシミュレーション結果をもとにその根拠を詳しく解説していきます。20代から始めることでわずかな貯蓄額でも大きな成果が得られる理由を学び今すぐ実践できる方法をお伝えします。
キーポイント
老後資金は手取りの10%投資で十分?(00:00:00)
老後資金を確保するためには収入のうちどれくらいを貯蓄や投資に回せばよいのか多くの人が悩むポイントです。マネーセンスカレッジではQGS(クォーターグリッドシステム)という考え方を推奨しています。このシステムでは生活費を収入の75%に抑え残りの25%を貯蓄・投資に回すことを基本としています。
特に20代の場合、手取りの10%を老後資金として投資に回せば安定した老後が迎えられるでしょう。この割合を確保することで長期的な運用の恩恵を最大限に受けることができ経済的な不安を減らすことが可能になります。
実際にこの10%がどのように機能するのか次のセクションでシミュレーションを見ていきましょう。
シミュレーションで見る貯蓄率10%の影響(00:01:25)
20代のうちに貯蓄率10%を確保しそれを資産運用に回すとどのような老後を迎えられるのでしょうか。シミュレーションでは25歳から投資を始めた場合を想定し運用利回りを5%で計算しています。
手取りは20万円で退職年齢は60歳、65歳までの継続雇用を考慮。給与は60歳時点で40%減となりますが、これは統計データに基づく現実的な設定です。生活費はリタイア前も後も15万円を想定し、年金受給開始を65歳からとします。
また、認知症リスクを加味して退職後の運用上限年齢を75歳までに設定します。75歳以降は投資をせず預金(利回り0%計算)の取り崩しになる場合を想定しました。
さらに年金受給額は政府の想定よりも低くなる可能性があるため今回のシミュレーションでは10.7万円を想定。この金額は2024年の年金財政検証データをもとにマネーセンスが計算し直した数字のワーストケースとして算出されたものです。
このシミュレーションの結果、100歳時点で老後資金は約3000万円残っていることが確認できます。老後の医療費や介護費を考慮しても十分な資金が確保できる計算になります。つまり20代から10%の投資を続けることで安心して老後を迎えられるのです。
収入別のシミュレーション結果(00:11:44)
収入が異なる場合、貯蓄率10%の効果はどう変わるのでしょうか。
例えば、以下のケースを比較してみます。
- 手取り20万円の場合
老後資金は約3000万円残る。最低限の生活は可能。 - 手取り25万円の場合
平均的な生活が可能で100歳時点で約2000万円の資産が残る。 - 手取り30万円の場合
快適な生活が可能で100歳時点で約1500万円の資産が残る。 - 手取り35万円の場合
余裕のある生活が可能で100歳時点で約1000万円の資産が残る。
このようにどの収入レベルでも貯蓄率10%を確保できれば十分な資産を築けることがわかります。
資産運用の成功には「長期・分散・時間」が不可欠(00:14:53)
資産運用を成功させるためには、長期投資・資産分散・時間分散の3つが重要です。
この3つを組み合わせることで安定した運用を可能にし再現性の高い投資手法となります。
また30代・40代と年齢が上がるにつれて投資可能な期間が短くなるため貯蓄率を増やす必要があります。具体的には30代では15%、40代では20%程度が必要となるためできるだけ早く投資を始めることが重要です。
時間を味方につけることでより少ない負担で資産を築くことができるため20代のうちに投資を始めることが何よりのカギとなります。
まとめ
手取り収入の10%を投資に回すだけで老後の不安を大きく減らせることがシミュレーションから明らかになりました。特に20代から投資を始めることで最小限の負担で大きなリターンを得られます。
今すぐ資産運用を始めて安心した老後を迎えましょう。
また、こちらの動画「《老後資金が不安…》老後65歳に必要な貯蓄額は?【医療費編】」では老後の気になる医療費がいくらかかるのかについて解説しています。
さらにこちらの動画「《元本割れリスクがなくなる?!》最終的に長期投資が最強である理由」では長期投資が重要な理由について解説していますのでぜひ参考にしてみてください。