株式投資から全世界投資へのリバランス方法を解説

株式のみの投資は非常に危険です。暴落による影響を直接的に受けやすいため、予想以上の資産の目減りに耐えられず投資を辞めてしまう可能性があります。

そこで今回は、国内外の株式のみに投資している方が、債券やREITを含めた「全世界投資」に切り替えるタイミングについて解説します。

動画を最後まで視聴して、リスクを抑えつつ長期的な資産形成を実現できる投資について理解を深めましょう。

質問内容

SBI証券の特定口座とつみたてNISAで国内外の株式のみに投信積立を行っており、2000万ほど保有しています。一方、債券とREITはゼロです。

会員制のチーム7%の動画で学ぶにつれ、現状は極めてアンバランスであることに気づき、かつリスクにさらされているとの危機感を抱いております。

2024年2月から新NISAを開始予定ですが、当面の間、債券とREITの2つのアセットのみに集中的に積み立てを継続して手持ち資産のバランスをチーム7%のアセットアロケーションに従って整えることが優先でしょうか?

それとも最初からチーム7%の全世界投資のバランスに従って、新NISAの毎月30万の積み立てを開始した方が良いでしょうか?

キーポイント

アセットバランスの重要性(00:02:24)

マネーセンスカレッジでは、投資においてアセットアロケーションが重要だと考えています。資産を適切な割合で配分しアセットバランスを整えることで、リスクをある程度軽減できます。

また、アセットアロケーション理論によると、運用効果の約8割がアセットバランスによって決まるため、適切なアセットバランスが重要です。

現在の資産のリバランス(00:02:07)

株式のみの投資はリスクが大きいため、現在の資産を使用してリバランスを行い、理想のアセットバランスに合わせるのがおすすめです。

具体的には、保有している株式の一部を売却し債券やREITを購入します。複数の資産を購入することでリスクを分散させることができるためです。

他にも税金がかかる可能性がありますが、優先的にリバランスを行いましょう。

将来の積立投資(00:03:09)

将来の積立投資についても、同様に理想のアセットバランスに従って行うことをおすすめします。

今回の質問者様の毎月の積立額は30万円とのことですが、徐々にアセットバランスを整えていると3年近く時間がかかります。その間、常にリスクを感じ続けるのは精神的によくありません。

したがって、一気にアセットバランスを整えましょう。その後は1年に1回のリバランスを行い、アセットバランスを維持することが重要です。

過去の運用成果と将来のリスク(00:03:39)

マネーセンスカレッジとしては、将来のリスクに備えるために、アセットバランスを整えることを推奨しています。

その理由としては株式が暴落するリスクがあり、そのためのアセットバランスを整えておく必要があるからです。

過去の運用成果は良かったことは素晴らしいと思いますので、更にここから、将来に向けて備えていくことが大切です。

まとめ

マネーセンスカレッジでは、アセットアロケーションをしっかり整えることでリスクを分散できると考えています。株式の一部を売却し債券やREITを取り入れることで、理想的なバランスにリバランスすることを実践していきましょう。

さらに、将来の積立投資もこのバランスに基づいて進めるのがおすすめです。過去の成果だけに頼らず、これからのリスクに備えることが重要になってきます。

投資のリターンの8割が決まってしまうと言われるアセットバランスについて、こちらの動画確定申告が必須の場合の特定口投資リターンの80%が決まる!資産分散の割合「アセットバランス」の2つのアプローチもあわせておすすめしています。

投資をする上で資産分散が大切であることや、 全世界投資・アセットアロケーションを実際どのような割合で分散すれば良いのかについてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。