【米国株式・S&P500は大丈夫!?】円安でも海外資産に投資を続けるべきか?

急激な円安を受けて、投資を始めても大丈夫なのか、売却したほうがいい良いのか不安になるのではないでしょうか。

結論、急激な円安を受けたとしても投資は始めるべき、続けるべきです。多くの方はタイミングを測ろうとしますが、基本的に予測できないもの。円安や円高など関係なく投資を行うことが重要です。

この動画では将来に向けて資産形成を行いたい方に向けて、急激な円安が起きた際の考え方や行動指針について解説します。動画を最後まで見ることで、円安や円高に一喜一憂せず、安定して投資を続けるための運用方法がわかるようになります。

円安の状況(00:01:45)

2024年5月現在、日本では急激な円安が進行しています。円の価値が下がり、ドルなどの外国通貨に対して円が弱くなることで輸入品の価格が上昇、インフレ圧力も高まっています。

投資家にとって円安は重要な課題です。特に海外資産に投資している場合、円安によって資産の円換算額が増加する一方、今後の為替動向が不透明なためにリスク管理が重要になります。

為替の変動は予測が難しく、円安や円高のタイミングを判断することはプロの投資家でも困難です。たまに当たることもありますが、長期的に当て続けることは不可能と言ってもいいでしょう。

全世界投資の強み(00:07:36)

全世界投資とは、マネーセンスカレッジ独自の投資方法です。特定の国や地域に依存せず、世界中の株式や債券、REITにまんべんなく投資を行う戦略。この投資方法の強みは、為替リスクや市場リスクを分散し、どのような経済状況でも安定したリターンを狙える点にあります。

全世界投資は円安や円高に左右されない投資方法

全世界投資は世界の経済成長の波に乗って運用をするため、価格が上下動しながらも右肩上がりに資産が増えていきます。

事実、マネーセンスカレッジがサービスを開始してから20年間、為替相場というものは非常に乱高下しています。

2007年ごろは円高で1ドル122円になっていましたが、ここからさらに円高が進行していき2011年には1ドル77円となりました。重要なのはこの円高の状況であっても、全世界投資によって資産は増えていました。

2012年からアベノミクスが始まり、円安に向かっていきます。2015年には1ドル125円、そこから2020年ごろまでは横ばいになっていました。ただ、その間も全世界投資を実施していると資産は増えています。

このように円安や円高に加えて、特定の国や地域の経済状況にも左右されないので、世界全体の経済成長に乗ることで、長期的なリターンを期待できます。

また、全世界に投資することで、一国の経済危機が他の国々の成長によって相殺されるため、ポートフォリオ全体の安定性が向上します。

アセットアロケーション運用の基礎

全世界投資は、ノーベル経済学賞を受賞したアセットアロケーション理論に基づいています。この理論では資産を複数のアセットに分散し、リスクを低減しつつ、安定したリターンを目指します。

長期的に見れば、全世界の経済成長に合わせて資産が増加することが期待できるため、初心者にも適した投資方法です。

全世界投資の詳しい内容を知りたい方は「投資初心者こそ全世界投資からはじめるべき5つの理由」をご覧ください。なぜ初心者におすすめしているのか詳しく解説しています。

全世界の状況(00:14:04)

全世界投資は世界の経済成長に乗って投資をすると説明しましたが、実際に世界は成長しているのでしょうか。国際通貨基金(IMF)が発表したデータをもとに解説します。

現在の全世界の経済状況を見てみると、地域ごとに成長率や経済環境が大きく異なっています。の予測によると、先進国は緩やかな成長を続ける一方、新興国や発展途上国は比較的高い成長率を維持しています。

国際通貨基金(IMF)の経済成長率予測

国際通貨基金(IMF)は、2024年から2025年にかけて、先進国、新興国、発展途上国の経済成長率を予測しています。先進国では経済成長が緩やかに進行し、新興国や発展途上国は引き続き高い成長を見込んでいます。

国際通貨基金(IMF)の経済成長率予測
出典:国際通貨基金(IMF)

これらの地域全体に分散投資を行う全世界投資は、こうした経済成長を取り込み、安定した資産運用を実現するための強力な手段です。

株価と経済成長の関係

経済成長が必ずしも株価に直接反映されるわけではありませんが、長期的には一定の相関関係があります。

特に新興国の経済成長が高い場合、その国々の株価も長期的に上昇する傾向があります。このため、全世界投資を行うことで、経済成長が株価に反映されるまでの時間をかけて、安定したリターンを期待することができます。

まとめ(00:26:15)

今後も急激な円安や円高を経験することがあるでしょう。ここで重要なことは、短期的な為替の変動や市場の動きに惑わされることなく、長期的な視点で資産運用を考えることです。

円安や円高に影響されることなく、安定したリターンを得たい場合には「全世界投資」がおすすめです。アセットアロケーション理論に基づいた運用により、リスクを分散し、世界の経済成長を取り込みながら資産を着実に増やすことが期待できます。

NISAやiDeCoを利用して、資産形成をこれから始めたいという方には、下記の無料プレ講座をぜひご視聴ください。資産形成の重要性やご紹介した全世界投資の仕組みなど詳しく解説しています。