リバランスのために基準価額と数量を記録する理由

今回の動画ではリバランスの際に時価総額を当初決めたアセットの割合に振り直すだけでは不十分であることについて説明しています。
リバランスだけであれば時価総額とアセットバランスの割合で計算できますが、自身の儲けや平均利回りなどを知るためには、購入時の基準価格や数量、購入金額などの記録が必要です。

記録を取ることで、将来的に自身の運用状況を把握できるようになるため、手間がかかっても記録を取る重要性について解説しています。

質問内容

ものすごく初歩的な質問だと思うのですが、リバランスの際に今の時価総額を当初決めたアセットの割合に振り直すだけでは駄目なんでしょうか?買ったときの基準価格や数量が必要な理由がわかりません。

キーポイント

リバランスのための計算方法(00:01:32)

リバランスをするだけであれば、時価総額を全て足し合わせて当初決めたアセット割合に振り直し、足りないものは買い足し、多すぎるものは売却すれば問題ありません。しかし、この方法では自身の儲けがわからなくなります。

自身の儲けを知るための記録の重要性(00:02:46)

証券会社の口座では購入時の金額から増えたかどうかが計算されますが、投資を継続していると頻繁にリバランスが行われるため、売却時の金額が新たな資金として扱われます。
そのため、自身の実際の儲けを知るには、購入時の基準価格、数量、金額などの記録が必要になります。記録を取っておけば、期間平均利回りやファンド別の運用状況なども把握できます。

記録を取ることのメリット(00:05:32)

記録を取ることで、自身の運用がどうなっているか・過去はどうだったか・将来どうなっていくのかを把握できます。記録があればさまざまなデータの改変や計算が可能になります。手間はかかりますが、自身の運用を管理する上で記録を取ることは重要です。

まとめ(00:07:29)

リバランスだけであれば時価総額とアセットバランスの割合で計算できますが、自身の運用状況を把握するためには記録を取ることが不可欠です。面倒に感じるかもしれませんが、記録があれば将来的に役立つため、手間をかけて記録を取ることをおすすめします。

リバランスについてさらに細かく知りたい方には『【図解あり】全世界投資のカギ!「リバランス」の仕組みからやり方まで』の記事がおすすめです。リバランスの仕組みやリバランス方法についてわかりやすくお伝えしています。