新NISAの最新実態！資産形成初心者が知るべき重要ポイント

2025.02.28

2025年1月22日に公開された新NISAの利用実態データをもとに、全国のユーザーがどのように活用しているのかを解説します。本記事では、「成長投資枠」と「積立投資枠」の利用状況や、年齢別傾向、満額活用者の割合、運用結果などを詳しく見ていきます。

特にこれから資産形成を始めたい方に向けて、自分のペースで進める方法を提案します。

キーポイント

新NISA利用実態データとは？(00:00:00)

出典：ORICON NEWS RELEASE 2025年1月22日

新NISAの利用状況を把握するため、オリコンが実施した調査データが発表されました。この調査は、全国の18歳から84歳までの男女4,978名を対象に、2024年9月4日から9月13日に行われたインターネット調査です。
幅広い年齢層をカバーしており、新NISA利用者の実態を把握するための信頼できるデータと言えるでしょう。

調査によると成長投資枠とつみたて投資枠、それぞれの運用状況に関するデータが公開されました。

調査データによると、成長投資枠を利用している人は全体の約65％、つみたて投資枠を利用している人は約45％という結果が出ました。

驚くべき点として、成長投資枠で証券会社に口座を開設しているにもかかわらずNISAを利用していない人が24.9％存在するという結果が出ています。つみたて投資枠にいたっては、同数値が37.9%をマークしています。

これは、まだ多くの人がNISA制度に対する理解が浅いことを示唆しています。

運用継続意向(00:03:52)

出典：ORICON NEWS RELEASE 2025年1月22日

将来的にNISAを継続したいかという調査では、成長投資枠が88.5%、つみたて投資枠が88.2%という高い数値を示しています。

年齢別の利用傾向とその理由(00:04:14)

出典：ORICON NEWS RELEASE 2025年1月22日

年齢別データを分析すると、成長投資枠は幅広い年齢層で利用されていますが、つみたて投資枠は若年層での利用が中心となっています。特に50代以上になると、つみたて投資枠の利用率が大幅に低下する傾向があります。

その理由として、時間的な制約が挙げられます。つみたて投資は長期運用を前提としているため、高齢者にとっては十分なリターンを得るのが難しいと感じることが要因と考えられます。
一方、若年層にとって、つみたて投資は少額から始められ、時間を味方につけて資産を増やせる理想的な手段です。

年間投資額の想定(00:05:24)

出典：ORICON NEWS RELEASE 2025年1月22日

さらに積立額についての調査によると、満額利用している人の割合が、成長投資枠が約2割、つみたて投資枠は25％近くになっています。

満額利用を強く推奨するYouTube動画が多数配信されていますが、無理に行うのはおすすめしません。リスクを高く設定しすぎて投資で嫌な思いをすることは、避けるべきです。

約8割の人は、自分のペースで無理せず利用していると考えられるので、ぜひそのように自身のプランにしたがって続けられてはいかがでしょうか。