おはようございます。
MoneySense代表のシュウAs浅田修司です。
このニュースレターでは投資の話題を扱うことが多いのですが、たまには投機についてもお話してみようと思います。
投機家やトレーダーと呼ばれる人にはいくつかのレベルがあります。
このレベルの説明にはいくつかのアプローチがあるのですが、「トレーダーとしての技量」という視点から今回は説明します。私の個人的な基準でレベル分けをしてみると、
- レベル1:勉強をしないで”なんとなく”トレードをして負けている
- レベル2:いろいろと勉強をしてトレードしているが負けている
- レベル3:勝ったり負けたりのトレードで、収支はトントン
- レベル4:トータルで勝てるようになりジリジリと利益が増えていく
- レベル5:目に見えてお金が増えていく
こうなります。
このトレーダーのレベルですが、レベル1はそもそもお話にならないとして、ここで重要なのはレベル2とレベル3にある大きな壁です。多くの人はこの壁を乗り越えられず相場から退場を余儀なくされます。
よく「相場参加者の8割は負け組で2割は勝ち組」などと言われますが、今回のレベルでいえばレベル3以上が2割の勝ち組に当てはまります。
収支トントンのレベル3を勝ち組に分類するのは違和感があるかもしれませんが、相場参加者の8割は相場からの退場を余儀なくされるのですから、相場に参加し続けられるという点で十分に勝ち組といえます。
この8割、2割という数字は、「それだけ投資で勝つのは難しいですよ」という文脈で語られることが多いのですが、でもどうでしょう?見方を変えれば、「2割も」勝ち組がいるんです。
投資で生計を立てていくのは夢のまた夢と思われていますし、2割の確率で夢が叶うなら目指す価値はあると思います。あなたも行けそうな気がしませんか?
この壁を突破することを私はたとえで「大気圏突破」なんて言っています。
大気圏を突破するには、それは多くの燃料(モチベーション、テンション、パッション)がいるし、それは多くのパワー(努力)が要ります。途中で諦めれば、重力によって地表に逆戻りです。いえ、正確に言えば、地面にたたきつけられて、心折れたり、痛い思いをするでしょう。
しかし、一度突破してしまえば、広大な宇宙が広がっていて、慣性の法則にしたがって加速しながら前に進んでいきます。
ただ・・・現実はそう甘くありません。
2割の勝ち組は相場に残り続けます。
8割の負け組はいずれ相場から撤退します。
10人新規参入したらやはり1~2人しか生き残れないシビアな世界です。
この「大気圏突破」に必要なことは、現実にロケットを飛ばすことと同じで、異次元から来た正体不明のテクノロジーではなく、目の前にある基礎、基本の積み重ねです。
それを高いレベルで正確にこなすのです。
そして何より、その理(ことわり)を信じることです。
さて今回、レベル3あるいは4にいるトレーダーの方にインタビューをしてきました。見事大気圏突破を果たしたツワモノです。
インタビューのお相手は橋本圭史さん。
現在36歳のサラリーマンの方で、5年ほど前から「はじめての投資生活講座」を、3年ほど前から「はじめてのトレーダー講座」を受講されています。
「はじめての投資生活講座」を始めた5年前といえばサブプライムローン問題からリーマンショックが起こったあたりで、毎月相場は下落していき、始めた当初は苦汁をなめる時期が続いたそうです。
ただ、そんな中にあっても毎月欠かさずに投資を続けることで、現在ではアベノミクス効果も手伝って、運用利回りは25%程度になっているそうです。
このインタビューでは橋本さんに、
- 利回り25%を達成するためにやってきたこと
- 毎月赤字が膨らんでいく中で、それでも投資を続けられた理由
- 投資から投機(トレード)へ足を踏み入れた2つのきっかけ
- シグナル配信のような楽なものではなく、「はじめてのトレーダー講座」を選んだ理由
- シグナル配信のようなサービスでは得られない、トレーダー講座だから得られる投資家に絶対に必要なモノ
などなどにお答えいただきました。
もしあなたが、
- トレードに興味がある
- トレードでうまくいっていない
- 過去にうまくいかなかった
のであれば、今回の動画は参考になるかと思います。
ぜひ、こちらのインタビューを聞いて見てください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
[編集後記]
成長戦略の目玉のひとつである薬剤ネット販売解禁ですが、一部規制がついた状態で解禁になるようですね。一応99.8%の薬はネットで買えるようなのですが、海外投資家からはシビアに映るでしょうね。日本は本当に成長戦略を立てる気があるのかと、疑問符がつきそうです。
劇薬に指定してある5品目のうち、4品目は勃起障害等改善薬で中毒性がある、1品目は殺菌消毒薬で素手で触ると危険、だそうで。いっそのこと薬局販売を禁止すればいいのにという薬ばかりです。そっちの方向には行かないんですかね?(汗
医療費削減に効果のありそうなロキソニンSなどの処方薬からの転用薬剤が多い市販直後品は、安全性が確認できるまで3年の期間ネット販売禁止というのはもっと腑に落ちません。
もちろん便利と安全を両立しなければいけませんが、現状、調剤薬局で安全性を確保する機能はほぼないと思うんですよね。
最近、薬の副作用に悩まされて一度薬剤師に相談しましたが、あーだこーだ言ったのち、様子を見ましょうですからね。全くもって役に立ちません。結局、独断で飲むのを中止しましたが、こんな薬剤師って規制で守る必要があるのでしょうか。
わざわざ薬剤師に相談という重い腰を上げたのにこれではネットのほうが便利ですし、ネット販売解禁で情報がまとまってくれるならいまよりマシだと思います。
蛇足ですが、三木谷氏が最高裁判決に違反すると声を荒らげていますが、この点は氏がちょっと意味を取り違えていますね。
大衆薬の中でもリスクの高い第1類、2類のネット販売を厚労省が省令で禁じていたことによる裁判で、今年1月、最高裁は「法律に基づかない同省令は違法」としました。法律で「省令で定める」と書かれていない事項を禁止していたので違法ですよ、と最高裁は言ったわけです。
だから法律を作りましょうということになっているわけで、法律で禁止するなら違法ではないんですよね。
私も三木谷氏と同じく全面解禁を支持しますが、それはそれ、これはこれ。
しかし、このことをちゃんと訂正したニュースメディアはいまのところ見たことがないですね。ややこしい限りです。
この際なのでまとめます。
▼省令・・・
省の担当大臣が定めた国のルール。法律や政令の実行に関する細かいルールを定めている。省令は、法律と政令で委託された範囲内でしか定めることはできない。
▼政令・・・
閣議で定められた国のルール。法律をさらに細かく定めたもの。政令は、法律で委託されたの範囲内でしか定めることはできない。
▼法律・・・
国の最高機関である国会で定められた国のルール。憲法に次ぐ国のルールで、原則、法律によらなければ国は何も行動できない。
強さでいえば、「憲法>法律>政令>省令」となる。
▼参考 日本国憲法第41条
「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」
「唯一の立法機関」の意味としては
- 国会が国の立法権を独占する原則(国会中心立法の原則)
- 国会による立法は他の機関の関与なく成立する原則(国会単独立法の原則)
がある。
はぁ。。。文章を短くするノウハウをだれか教えてください(汗
では、また次回に。