非課税が廃止になると・・・

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MoneySenseCollege代表のシュウAs浅田修司です。

今回のニュースレターのテーマは、外貨投資と税制改正です。
全3回の予定です。

今回は2回目。

前回は、外貨MMFを非課税が魅力で紹介した経緯について話しました。しかし、来年2016年1月1日より、この原則非課税が廃止になります。

原則非課税が廃止に

NISAが作られた平成25年度(2013年度)税制改正で国内外の債券税制も改められ、平成28年(2016年)1月1日から原則非課税が廃止され、上場株式等と同じ税制に繰り入れられることになりました。

外貨MMFの中身は外国債券です。ですから、外貨MMFも例に漏れず、原則非課税が廃止されることになります。なぜこんな税制改正が行われたのか、というと、国は「金融所得課税の一体化」を進めているからです。

古くから投資やトレードをしている方ならわかると思いますが、昔は金融商品によって所得税の区分も違うし、税率も異なっていました。しかし、投資は投資ですからすべて一緒のほうが国民にわかりやすいということで、平成16年から話し合いがされていました。

「金融所得課税の一体化についての基本的考え方」の概要
政府税調金融小委員会報告(平成16年6月15日)
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/financial_securities/n12.htm

古くまでさかのぼれば、1947年まで戻らなければなりませんが、平成15年(2003年)の「株式等の源泉分離課税の廃止」と「特定口座の創設」は記憶にあたらしい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の平成25年度税制改正で、いままで一緒だった上場株式の譲渡益、配当益、公募株式投資信託に加えて「国内外債券の譲渡益」、「公社債投資信託」が一体化になり申告分離課税(譲渡所得)になります。

加えて、利付債の償還差益は総合課税(雑所得)でしたが、申告分離課税(譲渡所得)になります。また、ゼロクーポン債の途中売却は総合課税(譲渡所得)、償還差益は総合課税(雑所得)でしたが、どちらも申告分離課税(譲渡所得)になります。

まさしく一体化です。

税金が取られるのは良い気がしませんが、制度としてわかりやすくなるのはひとまず歓迎です。おそらくは、残りの「預貯金等の金利(外貨預金を含む)」「デリバティブ」も近い将来この一体化に加える検討がされるものと思います。(預貯金金利はすでに20.315%ですが利子所得です)

各証券会社のFAQも出始めていますが、外貨MMF、外国債券ともに特定口座の対象になるようです。上場株式等と同じ税制改正になり、損益通算もできるようになるのですから当たり前といえば当たり前ですが。以前までに保有していた外貨MMF、外国債券は、おそらく、何らかの手続が必要か、もしくは自動的に特定口座に繰り入れられるものと思われます。

ただ、原則論としては、以前まで持っていたものは一般口座なため、取り扱いは証券会社に委ねられます。

詳しくは次回のニュースレターをご覧になってから、証券会社にお問い合せください。

ここまで難しい話をしましたが、外貨MMF、外国債券のメリットがなくなりますが、他の証券税制と同じに並んだだけで悪くなったわけではありません。上場株式等の税制と同じになると考えれば問題ありません。

ここでぜひ押さえてほしい最重要なことは、

来年2016年からは外貨MMF、外国債券も【20.315%】(申告分離課税)の対象となる

ということです。

では、税制が変わる今、私たちはどうしたらいいのでしょうか?

続きは次回に。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

編集後記

現在、MoneySense関連のWebサーバーのお引っ越しをしています。実にサーバー移転は7年ぶりの作業でいろいろ作業に追われております。

チーム7%の会員数増加から、サーバーのトラフィックが増大して、同じ会社内の別サーバーに引っ越ししてと言われてしまいました。。。嬉しい悲鳴です。

過去のメールを引っ張りだして見てみると、今のサーバー管理会社との付き合いも、かれこれ13年になりました。

MoneySenseよりもっと前の、無料法律相談をWebサイトでやってたころからの付き合いです。
月日の経つのは本当に早いです。

こういう空気みたいな、でもなかったら死んでしまうような仕事って止まらない、何も起きない、が当たり前と言われてしまうだけに神経を使うと思います。私もITベンチャー企業のときにはそうでしたし。

それでもサーバーダウンなんて1回もなく、24時間365日、13年もの間、しっかり管理してくれました。これからも末永くお世話になりたいと思っています。
サーバー管理会社とは顧客側として見ていますが、私もみなさんにそう思われるようなサービスを続けていきたいですね。気を引き締めないと、と気合を入れ直しました。

これに合わせて、サポートで使うメールツールや、スタッフのソフトの更新、データ管理のクラウド化とバックアップ体制など、一挙に刷新しています。費用もかかりますが、これも今後必要なことですし、いずれは会員の皆さんに還元できるものと思います。

そういえば、このサーバー管理会社もいろいろ設備投資して、ちょこちょこと最新機材にしてたなぁ。
分野は違えど、勉強になります。

まだまだ。まだまだ。

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