
おはようございます。MoneySense代表のシュウAs浅田修司です。
今回は”個人賠償責任保険”について「個人賠償責任保険を選ぶために重要な4つのポイント」ということで、より具体的な話に入っていきます。
では早速まいりましょう。
重要なことは4つ!個人賠償責任保険の選び方
個人賠償責任保険選びで重要なことは4点あります。
- 被保険者(対象となる人)
- 保険金額
- 示談交渉サービス
- 保険料
です。
1.被保険者(対象となる人)
被保険者だけではなく、その家族も含まれるかどうかを確認する必要があります。
さらに、寮や下宿で親元を離れていているお子さんのいるご家庭は、同一生計の別居でも対象に入るか確認しましょう。
2.保険金額
保険金額は、できれば無制限が望ましいです。上記の裁判例を見れば、無制限に入れないとしても1億円はほしいところです。無制限でも月額100円強ですから、心配ない金額にしておきましょう。
3.示談交渉サービス
示談交渉サービスは、万が一、賠償責任が発生した時に、被害者側との示談を行ってくれるサービスです。ここ数年で示談交渉サービス付きのものが増えてきました。
このサービスがない場合、自分で示談交渉するか、弁護士を雇う必要があり、加入の意味が半減します。実際に起った時に、精神的肉体的に辛い状況であるだけに示談交渉サービスの付いているものを選びましょう。
自動車保険の特約はほとんどの場合が含まれています。
4.保険料
最後に保険料ですが、
- 「本人・配偶者・子供」
- 「無制限」
- 「示談交渉サービス付き」
で特約の保険料は年額1500円程度で入れます。実際に支払うのは、これに加えて本契約の保険料となります。
どれも譲れない点ですので、安さを優先するよりも全部含まれる保険を探すほうが重要と思います。
今日すること
自転車はエコで健康というイメージが先行していますが、最悪の場合、自動車同様、人を殺してしまうこともあります。その責任は、知らなかったでは済まされません。起こさない運転をすることはもちろん重要ですが、そうなった時の備えもしておきましょう。
自動車保険同様に、自転車に乗られる方には必須の保険と言われる日は遠くないです。
日常的に起こりそうなことで、家計を破綻させるほど賠償額が大きいのであれば、保険に加入しないという選択肢はもはやありません。特に自転車で通勤通学されている方は必須と言えます。
自動車保険に加入されている人(ご家族)
自動車保険会社に問い合わせて「個人賠償責任補償」特約があるか聞く。保証内容を上記4点に照らして確認。契約変更の手続きします。1~3まで満たす自動車保険会社は、確認できたものだけで、
- 損保ジャパン
- 東京海上日動
- 三井住友海上
- セゾン自動車火災
は確認できました。
(アメリカンホーム保険は保険金額5000万円までなので除外した)
(順不同、2013年8月現在、MoneySense株式会社調べ)
他の保険会社をご利用の場合には保険会社にお問い合わせください。
自動車保険に加入していない人(ご家族)
割高となりますが、傷害保険か火災保険に特約で入ることになります。火災保険に特約で付けれる会社で、上記1~3を満たすものはセゾン自動車火災の「じぶんで選べる火災保険」のみでした。こちらは持ち家の方のみになります。
ですのでほとんどの方が新たに加入することになります。
負担増のみならず、他の保険(特に生命保険、医療保険)との重複もありますから、慎重に検討しましょう。
1~3まで満たす損害保険の特約は、確認できたものだけで、
- 損保ジャパン
- 三井住友海上
- 全労済
- Coop共済
は確認できました。
(順不同、2013年8月現在、MoneySense株式会社調べ)
その他、変わり種として、セブンイレブンで加入が可能な「自転車向け保険」があります。
名前は自転車向けとなっていますが、傷害保険に個人賠償責任保険特約がついているものとなります。
以上が”個人賠償責任保険”についての主だった内容となります。
指針となる4つのポイントを押さえつつ、自分に合った保険を選ばれるのがいいでしょう。
ぜひともご検討ください。
さて今回で”個人賠償責任保険”については終わりまして、次回からは、「今買いですか?に対する8つの答え」の続きとなります。
質問や感想などありましたらお気軽にこのメールに返信してください。
ひとことでもいただければ励みになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
[編集後記]
今週7日には、2020年夏季五輪の開催都市が決まりますね。
福島原発の汚染水問題は、海外メディアは敏感だと思いますので、最終演説での安倍総理のプレゼンに注目が集まります。
大方の予想では東京が優勢のようですが、本当に決まるかが注目されますね。
それではまた次回に。