質問にお応えします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

MoneySense代表のシュウAs浅田修司です。

なぜ円高?という一連のニュースレターをお伝えしてきましたが、意外にも反響が大きく、多くの質問をいただきました。

ご質問いただいた方には個別に返信しているのですが、その中からいくつかニュースレターでもお伝えしていこうと思います。

Kさんからのご質問です。いつもご意見をいただいております。ありがとうございます!

 最近のニュースで、IMFから日本は財政再建の為 税金を上げるべきだと言われているようですが、 日本よりも前に、他の国(米国、ユーロ、その他)が先に 言われるべきで、余計なお世話と感じるのですがどう思われますか。

このご質問を受けて、お応えしたのですが、私としてはニュースとかテレビとかはあまりというよりまったく信用していないので、ちょっと調べてみました。

消費税増税と同時に法人税引き下げにも言及していることから個人的には一応体裁は整っているまともな提言だとは思いますが、簡単に言えば、金持ち優遇税制にしなさいと言っているのですから、反発する団体は多いでしょうね。

さて、IMFが日本に警鐘という文字がニュースでは飛び交いますが果たして本当にそうなのでしょうか。

ダントツで世界第1位の債権国であることはIMFは十分理解しているはず。IMFは何をもって日本の赤字に警鐘を鳴らしているのか、考えてみると腑に落ちなかったのです。

ニュースソースは、IMFが公表するGFSR(Global Financial Stability Report)と呼ばれる報告書の中身のようです。

日本語で正式には「国際金融安定性報告書」と言います。この報告書は、IMFによって日本語版も発表されていてそのIMFの訳ですから公式と呼べるでしょう。

IMF公式サイトからPDFで見ることができます(日本語)
http://www.imf.org/external/japanese/index.htm

しかし、わかりにくいことに報道機関によっては「金融安定報告書」と呼んだり、「国際金融安定報告書」と呼んだりして正しい「国際金融安定性報告書」ではありません。

そして、調べたのはネット上で見れるニュースだけですが驚くことにひとつも正しく使用している報道機関はありませんでした(苦笑

さて、2010年までさかのぼって調べてみましたが、日本の赤字に触れているところはありませんでした。

それどころか2010年10月のGFSRでは、

短期的に見て、日本の国債市場に問題が起きる可能性は考えにくい。安定的な国内貯蓄と大幅な対外経常収支の黒字のおかげで、国債消化のために国外資産はこれまで必要とされてこなかった。

とあり、

しかし、長期的に見れば、人口が老齢化し労働者人口が縮小するに従って、債券市場を支えてきた民間貯蓄の高さ、投資の国内バイアス、円資産に代わる代替資産の乏しさといった要素は弱まるだろう

としています。

つまり、短期的には問題なし、長期的には国債以外の投資先が出てくるなどして国債自体のニーズが減少するだろうとしているだけです。

国債の暴落だとか、国家破綻だとかという文面は一切出てきません。日本の経常黒字について触れているところはありましたが、赤字云々はないのです

確かに財政赤字をほおっておいていいものではありませんが、今すぐどうにかしないと破綻するような言い回しです。どこからニュースのような表題になるのでしょうか・・・?もうここまで来ると世論操作の作為を感じますね。

時間のある方はぜひIMFサイトに行ってみて、報告書を読んでみてください。難しい言葉はあるかもしれませんが、文意はつかめるはずです。

「ググる」という言葉もあるように、ネットでは情報が簡単に手に入ります。しかし、その情報が本当に正しいものかはきちんと精査しなければなりません。

また、知らない情報をはじめて知ったとき、人間の心理としてはそれがあたかも正しいものと捉えがちです。しかし、反論やアンチテーゼはどんなものにも存在するのですから十分に調べることなく鵜呑みにするのは危険だと思います。

本来、その精査の役を報道機関が負っているはずですが、表現の自由や報道の自由についてはことさら重要視しますが、中身がこれでは、その価値があるのかも含めて国民の目による監視はいるでしょうね。情報社会というのは、われわれの鑑定眼が問われる時代なのかもしれません。

話がそれてしまいました。

アメリカ国債のデフォルト問題やユーロ圏の諸々の問題はきわめて政治的なものでした。

つまり、財源がなくて払えないのではなく、財源はあるけれど払わないと言っているのです。

きわめて政治的、政策的ですね。であるから、こんな世論操作や情報戦が行われるのでしょう。これは国家間でも繰り広げられています。
つい最近も日本の震災による協調介入でも国家間のしたたかな動きがあります。

というわけでコマーシャル(笑)

明日、福岡で「世界のお金の流れがわかる」というセミナーをします。久々のライブセミナーで多少緊張しています。

まだお申し込みはしていただけるようですので、ご興味のある方はぜひ。

→終了しました

このセミナーではそんな裏話?なんかもしたいと思います。

今日は長くなりましたのでこの辺で。
次回も質問にお応えする形でお話していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

追伸:

前回ご案内しましたが、無料動画プレゼントを再開していきます。

こちらのページからメールアドレスを登録すると見ることができます。

→終了しました

9月13日までしか登録できないということですので、
無料ですし、興味のある方は早めにご登録をお願いします。

また、はじめての外貨投資DVDも販売中です。

→終了しました

こちらはちょっと先ですが、10月31日までの価格です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る