日本にこの先なってほしくないこと

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MoneySense代表のシュウAs浅田修司です。

今回のなぜ円高?という一連のニュースレターをお届けしていますが、ご感想を多くいただいております。

米国の政争から発展していたデフォルト問題もギリシャやイタリア、スペインの問題もちょうど経済ニュースで多く取り上げられていることからみなさんの関心も高いのかもしれませんね。

一方的に送っているニュースレターなのでリアクションが受け取れるのはうれしいです。ありがとうございます!

思いのほかわかりやすいというご意見をいただけてとても励みになっております。なので、もっとご感想をいただけることを期待しております(笑)

前回は、「日本にこの先なってほしいこと」についてお話しました。

今回は、最悪のケースを考えて見ましょう。

日本にこの先なってほしくないこと

一方、日本がこの先なってほしくないことといえば、デフレ、景気低迷の継続はもちろんですがいわゆるハイパーインフレです。

相変わらず日本政府が何もせずに、だらだらと財政悪化を続けるとどうなるでしょうか?

日本の財政赤字は誰かが負わなければなりません。資本的に見れば、「貯蓄」が引きあて先になります。つまり、みなさんの貯蓄と政府の貯蓄です。

政府の貯蓄より、国民の貯蓄のほうが圧倒的に多いとされているため(これについて私見では異なる見解がありますが。)国民の貯蓄が国債の引き当て先と言われたりします。

金融封鎖されて・・・云々かんぬんというアレです。

個人向け国債や長期国債を購入している人は、国の借金を背負うためにわざわざ自分の貯蓄を取り崩してくれているということになります。

ただ順当に考えれば、まずは政府の貯蓄から引き当てられるでしょう。

政府の貯蓄はほとんどがアメリカ国債ですから、アメリカ国債を売って、日本円に変える必要が出てきます。ドルを売って、円を買うわけですから、ますます円高ということになるわけです。

そして、一定の貯蓄を取り崩したとき、債権国である日本の資産からの引き当てということですから、債権国を維持できるかどうかというリスクが伴います。

それか、さらなる円高によって、日本経済が再起不能の大打撃を受けるのが先か。

最初にお話した、まだ「日本の財政が破綻するリスクが高まる」と判断されていないと言ったことが逆の意味で現実化します。

徐々に日本から去ってくれればいいのですが、資本移動は一瞬でできますし、その反応も過激であることはみなさんもご存知のとおりです。

寝て起きたら、一気に円安です。

しかも日本国債の信用度が著しく低下するため市中金利は一気に上がります。

ハイパーインフレへの突入です。

こうなると政府や日銀ではどうにも打つ手はありません。もう任せるまま、日本が蹂躙されるのを指をくわえながら見ているしかないのです。

これを防ぐにはどうすればいいか?単純です。日本国内に貯蓄をしなければいいのです。

選挙で財政赤字NO!としてもできないのですから、資金の元から絶ってやればいいのです。

日銀がインフレを怖がってか、または政府を怖がってか、国債を買いすぎるし、日本円を刷って銀行に供給しても、結局全部国債に吸収されるだけなのです。日本国内に投資されていないばかりか、海外にすら行っていません。

ですから日本の多くの人が日本に貯蓄をするよりも、海外に投資をしたほうがよいと判断できればいいことになります。

この場合、積極的な理由というより消極的な理由であることが悔しいですが。

実際に国債を買い続けると、日本国もろとも心中ということになりかねません。

貯蓄が減って投資が増えると、おのずと国債を買う人がいなくなり、国債価格が下がりますので、金利が上がり、インフレになります。

しかしこの場合、ハイパーインフレのような急激なインフレではないでしょう。もう少し緩やかなインフレになります。しかし、痛みがないわけではありません。先進国の限界インフレ率である年5%をうろちょろすると思います。

ここら辺は日銀の腕の見せ所といったところでしょうか?ハイパーインフレのときとは異なり、思う存分力を発揮できる場所を与えられることになります。

緩やかなインフレになるように国債を買い続けますとでも宣言すればパニックにはそうならないでしょう。

この場合の買う国債は新規発行ではなく、銀行などが持っている既発国債です。いわゆる売りオペというやつです。

そういえば、アメリカFRB議長バーナンキさんも以前同じのことを提言されていますが完全に無視されていますね(汗)

今回はここまで。

次回は、一連のニュースレターの最終回になる予定です。

「私たちは何をすればいいのか?」

についてお話します。

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