私たちはなにをすればいいのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

MoneySense代表のシュウAs浅田修司です。

このニュースレターは携帯のメールアドレスにも配信されています。

その方から、丁寧でわかりやすいのですが、長すぎていいところで切られてしまって最後まで読めませんでした、というご意見をいただきました。

文字数を数えてみますと3000文字を大幅に超えてしまっていました・・・今回からは、少し分けてお届けしますね。

前回、今後の日本の経済構造に変化は起きる可能性があるのか?をお話していきました。

投資収支をあげて円高になった要因が日本の経済構造と投資家感情の冷え込みであることがわかりました。

簡単に見抜く方法については、お話し切れませんが、後日セミナーを設けてじっくり話したいと思います。

では今回は、おそらくあなたにとっての核心(汗)に迫っていきます。

私たちはどういった行動を取ればいいのか?

についてお話していきます。

まずは、

  • 日本にこの先なってほしいこと
  • 日本にこの先なってほしくないこと

をケースにわけて考えて見ましょう。

計画を立てるときは、最高のケースと最悪のケースを考えてというわけです。

日本にこの先なってほしいこと

一番の関心事ですよね。

日本がこの先なってほしいことといえば、インフレと景気回復です。できれば購買力の上昇を伴うインフレであってほしいですね。

そのためには名目GDPが上昇する必要があります。正確に言えば名目と実質の逆転が解消される必要があります。

GDP成長率に寄与度が一番高いのが輸出の増大です。日本の景気が輸出産業の隆起に反応しやすいのです。

輸出をいきなり増やすことは難しいので、手っ取り早い方法が円安誘導です。

円安にするには、資本面からみると

  • 海外の投資家が引き上げるか
  • 民間がこぞって海外投資を行うか
  • 政府が為替介入をして円安を誘導するか

の3つにひとつで、日本ができる能動的なものは下2つのみです。

今の円高基調の状態で、自由市場に任せて民間がこぞって海外投資が行われるかは甚だ疑問に感じます。

残る選択肢は1つ為替介入のみとなります。為替介入により円安基調にさえできれば、国民も円がまだ高い水準で外貨投資を行おうとするでしょう。また、世界から集まったお金も行き先を求めて日本を去ります。

なにも円安にしなければならないわけではありません。円安「基調」にすればいいのです。

さて、ココまで話しておきながらなんですが、別の手段もないことはありません。この際あまり贅沢は言っていられません。一時的に購買力が低下してでもインフレさせ(リフレ)、実質金利(金利-インフレ率)を下げます。

現在の日本はゼロ金利ですから、インフレになれば、実質金利はマイナスになります。

実質金利がマイナスの通貨をいつまでも持っておくのは投資家としては嫌ですよね。できればすぐにでも手放して、違う通貨に乗り換えたいです。

こうして円安を誘導するとともに、企業の収益率を高めて、景気を回復させるという方法もあります。

一時的にですが、企業が潤い体力を回復させます。

同時に一方で、一時的にですが、企業が潤うまでの間、いまよりもさらに国民生活は苦しくなります。

また、インフレにしたとして程度によっては円安になるかどうかはなんともいえません。

アメリカとの関係で言えば

アメリカの実質金利

金利ゼロ-インフレ率1% = -1%

日本の実質金利

金利ゼロ-インフレ率-1% = +1%

だから日本の実質金利が高いということで、日本円が円高になっています。

すると、アメリカを相手と考えるとインフレ率は1%以上ほしいところです。

つまり今の生活より物価は2%程度上昇することでトントン、多少のインフレでは苦しくなるだけで意味がないことになります。

強いて単純に言い換えれば、この日本の構造を変化させるには誰かが痛みを受けなければならないのですが、それを、

  • 世界に負わせるのか(為替介入で円安誘導)
  • 日本国民に負わせるのか(強制インフレ)

といったところでしょうか。

私は日本人が大好きですので、世界に力を分けてもらうほうがいいと考えてます。ドラゴンボールでいえば元気玉ですかね。「少しずつでいい、オラに元気をわけてくれ~~~」(笑)自国の不始末なんだから自国で・・・という倫理観はこの際、美徳ではありません。このグローバル社会において、日本だけが責められる理由なんてありません。

他国がちょろまかしてたり、他国にとってよいから目をつぶっていることなんて少なくないのです。いまの円高の原因の大部分はアメリカと中国にあるとも言えるのですから両国に力を分けてもらいましょうといってもけっして虫のいい話ではありません。アメリカと中国に原因がある理由についてはまた別の機会にお話できればと思います。ちょっとニュースレターでは説明が難しいです(汗)

なにはともあれ、為政者も同じであってほしいと願っています。

長くなりましたので今回はここまで。

次回は「日本がこの先なってほしくないこと」についてお話していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る